◆ 24歳左腕、エスコバーを獲得!

 日本ハムは11日、前インディアンスの左腕エドウィン・エスコバー投手と契約合意に達したと発表した。

 エスコバーはベネズエラ出身の24歳。2014年にレッドソックスでメジャーデビューを果たし、昨年はダイヤモンドバックスの一員として、25試合のメジャー登板で1勝2敗、防御率7.23の成績。シーズン終了後にインディアンスに移籍していた。

 栗山監督は球団を通じ、「補強ポイントであった左のパワーピッチャーの獲得が決まり、大変心強く思います。24歳という若さでファイターズの一員となることをよく決断してくれた。日本一連覇への貢献はもちろん、彼自身の野球人生が大きく飛躍することを信じています」などとコメントした。

 日本ハムは日本シリーズで活躍したアンソニー・バース投手が退団したが、リーグ本塁打王のブランドン・レアード内野手を筆頭に、ルイス・メンドーサ投手、クリス・マーティン投手が残留。外国人選手の入れ替えを最小限にとどめた。

◆ ハム外国人野手、16年の二軍戦出場は“ゼロ”

 近年は多くのチームが外国人選手を大量保有しているが、日本ハムは基本、登録枠の上限4人でとどめ、メンドーサ、レアードに加え、マイケル・クロッタ投手、ビクター・ガラテ投手、ジェレミー・ハーミッダ外野手が在籍した15年のように、多くても5人が上限だ。

 大量保有することで"保険”にはなるが、ファーム調整の選手が増えてしまえば、若手の出場機会が削られてしまう。それを補おうと三軍制を敷いてるチームもあるが、三軍の相手はそれ相応のレベルでしかない。

 若手の育成システムが確立されている日本ハムだが、助っ人のスカウティング能力にも長け、現場もスカウトを信じ粘り強く起用している。広い札幌ドームを主戦場にしながら、2年間で73本塁打を放ったレアードはその典型だろう。

 思えば15年、不調に陥ったハーミッダが二軍戦に調整出場していたが、昨年は唯一の外国人野手だったレアードが一軍で全試合出場を果たしたこともあり、外国人野手の二軍戦出場はなかった。その結果、期待の高浜祐仁、岸里亮佑は400に迫る打席数を消化し、300打席以上消化した選手は合計8選手にも達した。

 "数獲りゃ当たる”とも言い換えられる外国人の大量保有。最近の広島のように奏功している例もあるが、多くのチームは効果が伴わず、若手育成の観点から見れば弊害となっている。その点、日本ハムは外国人の一軍稼働率が高く、二軍では効率よく若手が実戦経験を積み上げている。このバランスが秀逸だ。