楽天の茂木栄五郎が19日、西武戦の7回に今季2本目となるランニング本塁打を放った。

 5点を追う7回二死走者なしから西武先発・多和田真三郎のスライダーを捉えた打球が高々と上がり、右中間フェンスを直撃。打球処理をもたつく間に、打者走者の茂木は一気に本塁を陥れた。これが茂木にとって、プロ入り2度目のランニング本塁打。「あの打球の高さでスタンドに入らず、フェンスの跳ね返りも変な方向に弾んだので三塁ベースコーチだけ見て全力で走りました」と振り返った。

 シーズン2本のランニング本塁打は92年の川相昌弘(巨人)以来24年ぶり。近年のランニング本塁打を見ると、14年5月6日のオリックス戦で、「1番・中堅」で先発出場したロッテの荻野貴司が先頭打者ランニング本塁打を記録している。初回、西勇輝が投じた初球のストレートを捉えた打球はレフトへ。レフト前ヒットかと思われたが、レフトの竹原直隆が転倒。ボールがフェンス方向に転がる間に荻野は俊足を飛ばして、ホームに生還。史上8人目となる先頭打者ランニング本塁打を記録した。

 また、侍ジャパンの小久保裕紀監督は現役時代の99年8月20日に史上7人目となるランニング本塁打を放っている。この試合では秋山幸二が、小久保がランニング満塁弾を記録したイニングに満塁弾(ランニング本塁打ではない)を放っており、1イニングに2本の満塁本塁打が飛び出したということもあった。

 なかなか普段は見る事ができないランニング本塁打。ちなみにこれまでのランニング本塁打の通算記録は、木塚忠助、杉山悟の5本となっている。1年目に2本のランニング本塁打を放った茂木が今後何本ランニング本塁打を増やすか注目だ。