◆ 25セーブ以上マークする日本人守護神は…

 来年3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。予選第4組アメリカラウンドが9月22日から開幕する。予選が免除された日本は来年3月の本戦から出場となる。第1回、第2回と連覇を達成した日本だが、第3回大会は準決勝でまさかの敗退。2017年は、世界一奪回が求められる。

 2017年世界一と奪回のため最重要課題となるのが“守護神問題”。昨季行われた「第1回WBSC世界野球プレミア12」では、決勝進出を懸けて対戦した韓国との準決勝、3点リードの9回にリードを守ることができず逆転負けを喫した。

 9回のマウンドが非常に重要になってくる。

【今季25セーブ以上マークする日本人守護神】
沢村拓一(巨人)
今季成績:57試 4勝3敗37S 防2.61

中崎翔太(広島)
今季成績:61試 3勝4敗34S 防1.32

山崎康晃(DeNA)
今季成績:57試 2勝5敗32S 防3.72

松井裕樹(楽天)
今季成績:55試 1勝4敗29S 防3.55

平野佳寿(オリックス)
今季成績:55試 4勝4敗29S 防1.55

増田達至(西武)
今季成績:49試 3勝5敗25S 防1.79

◆ 中崎、平野、増田が安定した投球を続ける

 今季25セーブ以上マークする日本人投手は、ここまで6人いる。昨年プレミア12に選出された沢村拓一(巨人)、山崎康晃(DeNA)、松井裕樹(楽天)の3人が防御率2点台〜3点台を記録する。

 中でも防御率1点台と安定した投球を見せているのが、中崎翔太(広島)、平野佳寿(オリックス)、増田達至(西武)の3人。中崎は春先こそ不安定な投球だったが、7月と9月は防御率0.00を記録。8月5日の巨人戦で失点をしたのを最後に、19試合連続無失点を続けている。

 平野はセットアッパーで開幕を迎えたが、新守護神のコーディエが不安定な投球を続けていたため、昨季まで務めていた抑えに配置転換。特に7月と8月は18イニングを投げて無失点と抜群の安定感を誇った。

 増田も中崎と同じように春先はいまひとつだったが、徐々に調子を上げていき、現在防御率1.79を記録。9月4日のロッテ戦から5試合連続で、1人も走者を出すことなく抑えている。

 現在安定した投球を続ける3人だが、中崎と増田はWBCが開催される春先に打ち込まれるケースが多かった。中崎と増田は代表経験がなく、そこが選考にどのような影響を与えるか気になるところ。

 その他、シーズン途中に抑えに転向した秋吉亮(ヤクルト)、田島慎二(中日)は抑えだけでなく、セットアッパーも務めていたこともある貴重な存在。また、メジャー組が参戦となれば、上原浩治(レッドソックス)、田沢純一(レッドソックス)らも抑え候補となりそうだ。さらに、過去のWBCでは普段先発を務めるダルビッシュ有(レンジャーズ)が抑えを務めたように、大会期間中に先発投手が抑えを務めることも考えられる。来年3月に開催されるWBC。勝ち試合の最後を締めくくるのは誰になるのか今から楽しみだ。