西武の田辺徳雄監督が27日、今季限りでの退任を表明した。

 同日、西武プリンスドームで行われた日本ハム戦の試合後に記者会見を行い、試合前に球団に辞意を伝えたことを明らかにした。

 辞任を決めた理由について問われると「今シーズンも5割以上というところで勝負できない、上位と勝負できない。伝統と歴史のある球団ですから、ここ3年、Bクラスに沈んでいるということはあってはならないことなので、その点も含めて決断しました」と述べた。

 田辺監督は、伊原春樹前監督の監督代行を務めた2014年6月から約2年半、指揮を執った。その間、チームは3年連続でCS出場を逃すなど低迷。「チームを引き上げられなかったのは申し訳ないです」と力不足を詫びた。

 主力の離脱や守備の乱れなどで、一時、最下位に沈むなどした今季を指揮官は、「厳しく苦しいシーズンだった」と振り返る。しかし、「最後に強いライオンズが見れた。毎試合毎試合全力で戦ったので、やり残したことはない」とすがすがしい表情ものぞかせた。

 選手たちには試合後にロッカールームでただ一言、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたという。

 今後については未定で、「ライオンズのOBとしてファンと一緒に応援していきたいと思います」と話した。

 明日は今季ラストゲーム。そして、田辺監督にとっても最後の試合。「泣いても笑ってもラスト1試合。勝って胴上げを阻止したい」と意気込んだ。