● オリックス 2 − 10 楽天 ○
<24回戦・京セラドーム>

 今季限りで引退するオリックスの小松聖が29日、楽天24回戦(京セラドーム)で最後のマウンドに立った。

 予告先発だった小松の名がコールされると本拠地は大歓声。楽天の1番島内に対し、2球連続でアウトローに直球を投げ込むと、3球目以降は首を振りならフォーク、カーブを投げ込んだ。

 2−2からの直球を島内が打ち返し、結果は右前打。小松は打者一人での降板となったが、2番手・金子がマウンドに上がるとガッチリ握手。この日は一塁で先発出場した伊藤は涙をこぼしながら、ベテラン右腕の最後を見届けた。

 試合後マイクの前に立った小松は、まず対戦相手の楽天と、セレモニーを用意してくれたオリックス関係者、そしてアマチュア時代の恩師へ向けて挨拶。そのあと「私にはまだ夢の続きがあります。その道筋に責任を持って、覚悟を決めてこれから取り組んでいきたい」と今季の決意を語り、家族への感謝も述べた。

 ファンに向けては「10年間、やきもきさせることが多かったが、こんな私でも愛してくれた皆さん。本当にありがとうございました」と挨拶。最後にお立ち台の恒例パフォーマンスだった「キターーッ!」の絶叫で締め、ファンとともに高々と拳を突き上げた。

 小松はドラフト希望枠で2007年にオリックス入団。2年目の08年は15勝3敗、防御率2.51の好成績で新人王を獲得した。翌春行われた第2回WBCの日本代表にも選ばれ、中継ぎ投手として大会連覇に貢献。3年目以降のさらなる飛躍が期待されたが、09年シーズンは1勝9敗と苦戦。10年以降は中継ぎメインで復活を目指したが、13年以降は白星がなく、今季は4試合に登板し0勝1敗の成績だった。