“松坂世代”の多くが今年で36歳を迎えた。世代頭の松坂大輔(ソフトバンク)は右肩手術から復活を目指すも今季も、ここまで一軍登板なし。昨季、股関節の手術を受けた杉内俊哉(巨人)は、二軍戦で復帰しているが、一軍登板はない。4年ぶりに阪神に復帰した藤川球児(阪神)も全盛期の力を発揮することが出来ず1年目を終えた。長年プロ野球界を引っ張ってきた“松坂世代”だが、苦しいシーズンを送った選手が多かった。

 そんな中、村田修一(巨人)が復活した。昨季は103試合に出場して、打率.236、12本塁打、39打点と3部門すべてで、巨人移籍後自己ワーストの成績に終わった。原辰徳前監督時代には、阿部慎之助、坂本勇人、長野久義とともに“枢軸”と呼ばれ、チームに欠かせない存在感を発揮していた。

 原辰徳監督は昨季限りで退任し、今季から高橋由伸監督が就任。今季はレギュラーポジションを確約されず、プロ2年目の岡本和真とレギュラーの座を争うことになる。村田は岡本との競争に勝ち、開幕から「三塁」のレギュラーとして出場。

 横浜時代に2度本塁打王を獲得した時のような長打力とはいかないが、チームトップの25本塁打。安打数はリーグ6位の159安打を記録するなど、打率は.305を記録する。

【月別成績】
3・4月:28試 率.290 本1 点5
5月:23試 率.321 本3 点4
6月:23試 率.286 本3 点10
7月:21試 率.342 本5 点16
8月:25試 率.268 本6 点23
9月:21試 率.333 本7 点23

 5月、7月は打率3割を超え、9月も16日のヤクルト戦から10試合連続安打をマーク中。特にここ最近の村田の活躍ぶりは凄い。23日のDeNA戦で1本塁打を含む2安打2打点の活躍を見せれば、翌24日の試合でも3ラン。さらに27日の中日戦ではサヨナラ満塁弾、28日の試合でも4安打、29日の広島戦でも1本塁打2打点と大暴れ。

 投手では今季から日本球界に復帰した和田毅(ソフトバンク)が、リーグトップの15勝をマークする活躍を見せている。苦しんでいる松坂世代の選手が多い中で、村田、和田の存在感が目立つ1年となった。