◆ 継続して活躍する難しさ

 広島のエルドレッドが29日、東京ドームの巨人戦で通算100号本塁打を達成した。

 2012年のシーズン途中から広島に入団し、14年には37本で本塁打王のタイトルも獲得したエルドレッド。来日5年目となる現在も広島の中軸として欠かせない活躍を見せている。


 他球団の助っ人を見てみると、4年ぶりのリーグ優勝に貢献したレアード(日本ハム)が39本塁打を放ってパ・リーグのホームランダービートップを快走。14年の本塁打王であるメヒア(西武)が35本塁打でそれに続くなど、助っ人といえばやはり“長打力”が魅力になる。

 ただし、異国の地でその土地の野球に順応し、長く活躍できる選手というとかなり希少。エルドレッドは5年目にして日本通算100号を成し遂げたが、いま日本球界に在籍している助っ人の中で何番目くらいの記録になるのだろうか。


◆ トップはあの“60発男”

 現役助っ人の通算本塁打をランキングにしてみると、1位に君臨するのはウラディミール・バレンティン(ヤクルト)になる。来日6年目にして、その数はなんと185本だ。

 バレンティンといえば、何と言っても13年のシーズン60本塁打。NPBタイ記録となる4打数連続本塁打や、NPB月間新記録となる18本の本塁打を放つなど、衝撃的な活躍で「55本」の壁を打ち破った。

 ちなみに「来日6年目」と書いたが、2015年は故障の影響で15試合の出場に留まり、本塁打はわずかに1本に終わっている。ということは、“実質5年間”で185本。まさに驚異の助っ人である。


 ちなみに、エルドレッドは3位にランクイン。そこから2本差でホセ・ロペス(DeNA)が続き、メヒアが96本で5位となっている。トップ5は以下の通り。


<現役・助っ人の通算本塁打トップ5>
1位 185本 ウラディミール・バレンティン
2位 181本 トニ・ブランコ
3位 101本 ブラッド・エルドレッド
4位  99本 ホセ・ロペス 
5位  96本 エルネスト・メヒア 


◆ 歴代1位は近鉄、巨人、オリックスで活躍した大砲

 上では現役選手に限定して見ていったが、今度は歴代助っ人の本塁打ランキングを見てみよう。
 
 トップに君臨するのは、“最強助っ人”の称号を持つタフィ・ローズ。その記録は464本塁打だ。

 96年、近鉄に入団した男は4年目の99年に開花。40本塁打を放って本塁打王のタイトルを獲得すると、01年には当時のシーズン記録に並ぶ55本のアーチを描いた。

 巨人に移籍した04年にも本塁打王に輝き、外国人選手として史上初となる本塁打キングの両リーグ制覇という偉業も成し遂げている。


 そして続く2位には、現在DeNAで指揮を執るアレックス・ラミレスが入る。シーズン最多は本塁打王となった10年の49本だが、13年という長い期間に渡ってコンスタントに本塁打を打ち続けた。

 5位のブーマー・ウェルズでも277本と、かなりハイレベルな歴代のランキング。今後、この中に割って入る選手は現れるだろうか...。

<歴代助っ人外国人本塁打ランキングトップ5>
1位 464本 タフィ・ローズ
2位 380本 アレックス・ラミレス
3位 357本 アレックス・カブレラ
4位 283本 レロン・リー
5位 277本 ブーマー・ウェルズ