◆ 中日の未来は...

 2016年の戦いを終えた中日は29日、来シーズンの新監督を発表。森繁和氏が指揮を執ることが決まった。

 谷繁元信監督の休養を受け、シーズン途中から監督代行を務めていた森氏。新監督には小笠原道大二軍監督の昇格が濃厚と言われていたが、直前でのどんでん返し。森氏の“継続”が発表となった。


◆ 強竜を支えた名参謀

 森氏といえば、言わずと知れた落合博満GMの参謀である。

 2004年、落合が中日の監督に就任した際に投手コーチに招へいしたのが森氏であった。それから2009年まで中日一軍のバッテリーチーフコーチを務め、中日の“投手王国”を築き上げたのだ。

 落合−森のヘッドラインでセ・リーグを制すること4回。まさに黄金期を築き上げた。今回も立場は違えど、落合GM−森新監督のホットラインの再現で強竜再建を目指す。

 
◆ 助っ人獲得にも一役

 第一印象としては、どうしてもその“コワモテ”に目が行きがちではあるが、選手たちからは絶大な信頼を得ている。時に厳しく、時には親のように選手に接する森氏を慕う選手は多い。

 加えて2014年にチームに復帰した際には「編成部国際渉外担当」という仕事も兼務。自ら外国人選手の発掘・獲得に動いている。

 今や森氏の代名詞にもなりつつある“ドミニカルート”。現在活躍するビシエドやナニータも森氏が連れてきた選手なのだ。


◆ 監督としての資質は...

 長くチームに関わってきた森氏であるが、監督就任は今回が初めて。コーチとしては名参謀として他球団からも一目置かれる存在であったが、監督としては果たしてどうなのか。

 今シーズン、谷繁前監督を引き継いで指揮を執った期間の成績は以下の通り。

【森監督代行の成績】
39試合 15勝24敗 勝率.385
(期間:8月9日〜シーズン終了まで)
 
 監督休養も“劇薬”とはならず、森氏も負け越し9を作ってシーズンを終えた。

 ちなみに谷繁前監督が率いた104試合の成績は43勝58敗3分の勝率.426。状況は全く異なるとはいえ、チームを良い方向に導くことが出来たとは言い難い。
 
 果たして、森新監督はチームを建て直すことができるのか。復活する落合−森ラインに期待したい。