◆ オリ・糸井が復活

 多くの球団が今季の日程を終了。この先、クライマックス・シリーズ、日本シリーズなどが残されているが、海外FA権を持つ岸孝之(西武)、国内FA権を取得した糸井嘉男(オリックス)、陽岱鋼(日本ハム)などの動向が報道されるなど、ストーブリーグがにわかに動き出した。

 FA権を持つ選手たちの今季成績を見ると、昨季打撃不振に苦しんだ糸井が復活した。14年まで6年連続で打率3割を記録するも、昨季は.262に終わった。悔しいシーズンから一転、今季は全143試合に出場し、打率.306、17本塁打、70打点の成績。盗塁は53個決め、最年長での盗塁王獲得も確実だ。

 陽岱鋼(日本ハム)と大島洋平(中日)も、昨季を上回る成績を残している。陽岱鋼は昨季、「左手舟状骨剥離骨折」など故障に泣き、86試合の出場にとどまった。迎えた今季は、春先に故障で出場機会が減少した時期もあったが、6月に月間打率.345を記録するなど、打率.293、14本塁打、61打点を記録した。

 大島も昨季打率.260と不本意な成績に終わったが、今季は5月と7月に月間打率3割を超えるアベレージを記録。3割こそ届かなかったものの、前年を上回る打率.292をマークした。大島はレギュラーに定着した12年から大きな故障がなく、毎年140試合に出場。ケガに強いのも特徴の1つといえるだろう。

 一方、今季からチームキャプテンに就任した平田良介(中日)は、打点こそ自身最多の73打点をマークしたが、打率.248と不本意な成績に終わっている。打撃不振に加え、春先にグロインペイン症候群、秋口に右肩を痛めるなど故障に泣いた1年となった。

 その他、雄平(ヤクルト)が打率.296を記録し、森福允彦(ソフトバンク)が左のワンポイントを中心に50試合に登板している。

◆ FA権取得している主な選手たちの成績

<国内FA権>
糸井嘉男(オリックス)
今季成績:143試 率.306 本17 点70

陽岱鋼(日本ハム)
今季成績:130試 率.293 本14 点61

大島洋平(中日)
今季成績:143試 率.292 本3 点27

平田良介(中日)
今季成績:118試 率.248 本14 点73

森福允彦(ソフトバンク)
今季成績:50試 2勝1敗 防2.00

<海外>
岸孝之(西武)
今季成績:19試 9勝7敗 防2.49

◆ 今季FA権を取得した主な選手

<国内>
長谷川勇也(ソフトバンク)
森福允彦(ソフトバンク)
城所龍磨(ソフトバンク)
陽岱鋼(日本ハム)
根元俊一(ロッテ)
上本達之(西武)
糸井嘉男(オリックス)
松岡健一(ヤクルト)
雄平(ヤクルト)
寺内崇幸(巨人)
長野久義(巨人)
江草仁貴(広島)
天谷宗一郎(広島)
平田良介(中日)
大島洋平(中日)
山口俊(DeNA)
久保裕也(DeNA)

<海外>
吉村裕基(ソフトバンク)
矢野謙次(日本ハム)
岸田護(オリックス)
畠山和洋(ヤクルト)
坂口智隆(ヤクルト)
飯原誉士(ヤクルト)
藤井淳志(中日)
坂本勇人(巨人)
赤松真人(広島)
石川雄洋(DeNA)