◆ かつて大学BIG3と呼ばれた2人が戦力外

 ロッテの清田育宏が9日、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦で、CS初となる2試合連続先頭打者本塁打を放った。清田は86年2月11日生まれ。学年でいえば、チームメイトの荻野貴司(ロッテ)、国内FA権を取得した大島洋平(中日)と同じ“85年世代”にあたる。

 活躍する選手がいる一方で、今年戦力外通告を受けた“85年世代”の選手が多い。12年にヤクルトから戦力外通告を受けすでに現役を引退している加藤幹典とともに、“大学BIG3”と呼ばれた大場翔太(中日)、長谷部康平(楽天)の2人もそうだ。長谷部と高校時代チームメイトで、今季楽天で再びチームメイトとなった山内壮馬(楽天)も当てはまる。

 山内は07年の大社ドラフト1位で中日に入団し、12年に自己最多の10勝をマーク。中日のエースに成長していくかと思われたが、13年以降は故障や不振で15年に戦力外通告を受けた。今季は入団テストに合格した楽天でプレーしたが、再び戦力外となった。

大場翔太(中日)
生年月日:85年6月27日生
ドラフト:07年大社ドラフト1位
通算成績:85試 15勝21敗 防4.39

長谷部康平(楽天)
生年月日:85年5月21日生
ドラフト:07年大社ドラフト1位
通算成績:110試 11勝19敗3S 防4.39

山内壮馬(楽天)
生年月日:85年7月1日生
ドラフト:07年大社ドラフト1位
通算成績:57試 17勝15敗 防3.01


◆ 白仁田は15年に43試合に登板も…

 大場、長谷部、山内と同じドラフトで、阪神からドラフト1位指名を受けた白仁田寛和(オリックス)も今年、オリックスを戦力外となった。

 白仁田は阪神時代、通算6試合の登板にとどまったが、14年オフにトレードでオリックスへ移籍。移籍1年目の15年に43試合に登板して、防御率3.29と飛躍を遂げた。しかし、今季は7試合に登板して、防御率10.50と苦しいシーズンを送っていた。

白仁田寛和(オリックス)
生年月日:85年10月2日生
ドラフト:07年大社ドラフト1位
通算成績:56試 3勝2敗 防3.86

◆ 井川の背番号「29」を受け継ぐも結果を残せず

 大場、長谷部、山内、白仁田の1年前の希望入団枠で、阪神に入団した小嶋達也も戦力外となった。小嶋は同年オフにメジャーへ移籍した井川慶の「29」を受け継ぐなど、かなり期待度は高かった。プロ初登板となった1年目の4月1日広島戦では、5回を2失点に抑え、プロ初勝利。順調なスタートを切ったかのように思われたが、その後は精彩を欠き、1年目はわずか5試合の登板に終わる。

 2年目以降は故障や不調が重なり、苦しいシーズンが続いていたが、11年に中継ぎとして36試合に登板。良い時期は長くは続かず、翌年以降は再び二軍で過ごす時間が長くなっていた。

小嶋達也(阪神)
生年月日:85年10月7日生
ドラフト:06年大社ドラフト希望枠
通算成績:64試 4勝9敗 防5.33

◆ 昨季プロ初勝利を挙げるも…

 08年ドラフト1位でロッテに入団した木村優太も85年世代。木村は3年目の11年に一軍デビューを果たし、13試合に登板。プロ7年目の15年、4月8日のオリックス戦で先発し、5回を1失点に抑えプロ初勝利を記録した。今季は、9月17日の日本ハム戦でリリーフ登板し、3回1/3を投げ、無失点に抑えていたが、戦力外通告となった。

木村優太(ロッテ)
生年月日:85年5月21日生
ドラフト:08年ドラフト1位
通算成績:47試 1勝6敗 防5.24

 その他、須永英輝(日本ハム)、坂克彦(阪神)、内村賢介(DeNA)、金無英(楽天)などが戦力外となっている。