今季から指揮を執った阪神の金本知憲監督の1年目は、64勝76敗3分の4位に終わった。90年に就任した中村勝広監督が52勝78敗0分の最下位に終わってから、阪神の監督1年目は全員Bクラス。大きな期待を受けて監督に就任した金本監督でも、負のジンクスを破ることができなかった。

 ただ、経験をある程度積んだ2年目にAクラスに入った監督は多い。中村監督、吉田監督、野村監督の3人はBクラスに沈んだが、21世紀に入ってから阪神の監督に就任した2年目は全てAクラス入りを果たしている。

 特に星野仙一監督、岡田彰布監督の2人はリーグ制覇を成し遂げた。星野監督は02年オフに選手を大幅に入れ替え挑んだ03年、シーズン序盤から首位を独走。最後まで力を落ちることなく、18年ぶりにリーグ優勝を達成した。05年はジェフ・ウィリアムス、藤川球児、久保田智之のリリーフトリオ“JFK”、野手では赤星が盗塁王、今岡誠が打点王を挙げるなど充実の戦力でリーグ優勝に導いた。

 真弓明信監督は終盤までリーグ優勝争いを演じ2位、和田豊監督もチームを2位に押し上げた。21世紀に入ってから阪神の2年目監督の成績は、優勝、優勝、2位、2位と続いている。

 今季は4位に終わった阪神だが、ルーキーの高山俊、7年目の原口文仁、シーズン後半から遊撃のレギュラーに定着した北條史也、投手では2ケタ勝利を挙げた岩貞祐太、来季からリリーフ転向が噂される岩崎優と期待の若手選手が多い。若手とベテランが上手く融合できれば、Aクラス入りも十分ありえそうだ。

【平成に入ってから阪神監督2年目の成績】
中村勝広(91年)
順位:6位
成績:48勝82敗0分 勝率.369

吉田義男(98年)
順位:6位
成績:52勝83敗0分 勝率.385

野村克也(00年)
順位:6位
成績:57勝78敗1分 勝率.422

星野仙一(03年)
順位:1位
成績:87勝51敗2分 勝率.630

岡田彰布(05年)
順位:1位
成績:87勝54敗5分 勝率.617

真弓明信(10年)
順位:2位
成績:78勝73敗3分 勝率.553

和田豊(13年)
順位:2位
成績:73勝67敗4分 勝率.521