鳴り物入りで入団したヤマイコ・ナバーロ。昨季、韓国プロ野球で48本塁打を放ち、守備力もある助っ人として期待された。だが、いきなりつまずいた。2月に実弾を所持していたとして那覇空港で銃刀法違反の容疑で逮捕され、開幕4週間出場停止の処分を受けた。9月6日現在で78試合、打率.222、10本塁打、43打点と数字はやや期待はずれにも見えるが、評価する声もある。 

 伊東監督は「力のある選手。貢献度は高い」と評価とした上で、「その分、ミスが出たときの影響も大きい」と指摘。特に守備のミスが目立ち、8月28日には二軍落ちした。しかし、打率は低いものの、48四球を選び出塁率は.337、得点圏打率.339と勝負強さを発揮している。堀打撃コーチも「能力はある。キャンプ、オープン戦を見てもやるだろうなと思っていた。打線の中で数少ない長距離打者だし、選球眼もいい。でもそれだけじゃ物足りない」と話す。 

 1年目の今季は日本の投手の執拗な内角攻めに苦しんでいる。立花打撃コーチは「主軸を打つ選手だけど、自分のスイングができていない。日本の投手の内角攻めに慣れればもっと打てる」と話す。5月31日の広島戦(QVCマリン)では左翼照明の上の壁にぶち当てる推定150メートル弾を放ち、見る者の度肝を抜いた。「自分はパワー打者。もっと飛ばしたことがある」と平然と言っていたのが印象的だった。爆発の可能性を秘めた怪物であることは間違いない。