厳しい来日1年目になった。クローザーとして期待されたマテオだが、最後まで確固たるポジションを築けないシーズンとなった。 

 マテオは「マウンドに上がるときは全力で打者を抑えにいくだけだ」と意気込んだが、なかなか結果を残せないシーズンでもあった。 

「自分はどんな場面でも力強く投げることを心掛けている。それは先発でも、リリーフでも同じことだ」 

 2年連続セーブ王・呉昇桓(現カージナルス)の後釜としての阪神入り。昨年12月ドミニカ共和国でのウインター・リーグでは、球速156キロを計測。現場からの期待が大き過ぎただけにプレッシャーもかかった。 

 シーズン当初からストッパーとして固定できず、3月31日ヤクルト戦(神宮)で3イニングを投げる場面もあったが調子を上げていくことができなかった。 

 5月は5試合連続で失点。その後、右ヒジに違和感を訴えて抹消されるなど、チームが踏ん張らないといけない時期に戦線離脱したのもマイナスだった。 

 マテオ不在の間は、ドリスが抑えについた。マテオがストッパーで9回を抑えたのは、後半の8月2日のDeNA戦(横浜)のことで結局、フル回転できなかった。 

 ベンチはマテオをはじめ、ドリス、藤川らでストッパーの固定を探ったが定着は難しかった。それでも「全力で投げるだけ」と異国での1年目を貫くつもりだ。