期待どおり、チームに大きな効果をもたらしている。7月下旬に加入したペゲーロは、持ち前の長打力を存分に発揮し打線の中で大きな存在感を示している。9月6日まで32試合に出場し打率.297、5本塁打、16打点。月間15勝というチームの「8月攻勢」に、大きく貢献した。 

 圧巻だったのは8月26日のオリックス戦(Koboスタ宮城)からの、2戦連続場外弾を含む3試合連続本塁打。アマダーとの3試合連続アベック弾は、球団史上初の快挙だった。「チームは長打力というもので調子を上げてきている。CSに出るんだと、まだまだあきらめない」。マギー、ジョーンズの退団後、常に苦しめられてきた長打力不足を見事に解消した。 

 左打者ながら、「左キラー」も大きな特徴だ。本塁打は3戦連発の3本がいずれも左投手からと、右投手からの2本を上回る。打席数は少ないが、打率も対左は4割を超える。「右投手に苦戦しているときは、左投手だと壁ができて開かずにボールをとらえやすい」。外に逃げる変化球を長い腕でとらえ、場外まで運んだ。 

 梨田監督は「彼の良さはああいうところ。三振かホームランというか。ひょっとしたらという期待感がある」。日本の投手の攻めについても「自分なりに分析し、考え消化してバッティングに結びつけることが少しずつできてきている」と手応えを明かした大砲。随所に見せる規格外のパワーが、来季への期待感を大きくしている。