ダイキン工業は10月4日に開催した新製品発表会で、家庭用エアコンの業界動向について「内閣府消費者動向調査によると、エアコンの普及率は90%を超え、保有台数も横ばいが続く成熟された市場」と分析した。

 ダイキン工業の空調営業本部事業戦略室住宅用事業担当の谷内邦治課長は、今後の見通しとして、「エアコンの保有台数は1億台ほどとみている。今後は更新ニーズが主流で、長時間使用し、家族が集うリビングエアコンが焦点になる」と語った。
 ダイキンの調査によると、リビングエアコンを選ぶ基準は、「フィルター自動掃除」が70%でトップ。次いで、価格、電気代、操作、冷暖房など、上位は、エアコンとしての基本性能に関するものが占める。7位以下には、除湿機能や室内機デザインなど付加価値に関するものが並び、ニーズの多様化がうかがえる。新製品の「うるさら7(Rシリーズ)」の狙いも、ライフスタイルの違いにあわせた、多様なニーズを取り込む点にある。
 また、工場を24時間稼働させる件について質問すると、谷内邦治課長は「7月中旬から下旬の様子を見ながら実施する予定だった。実際には7月から8月にかけて、冬の商戦も見据えて実施した」と話し、「今年の天気長期予報は、戦略を立てるのが非常に難しかった」と苦笑いした。