”働く人”のためのコーヒーというイメージが強い缶コーヒーのBOSS。そのプレミアムシリーズから、女性に嬉しいラインナップが発売される。

その新商品発表と、「ワークスタイル」×「コーヒー」をテーマにしたトークセッションが行われた。


登壇したのは、「島耕作」シリーズで有名な漫画家の弘兼憲史氏、”働く”を研究し続けるリクルートワークス研究所所長の大久保幸夫氏、そしてコーヒーの専門家・コーヒー専門店『Mui』店主の大沢征史氏の3人。それぞれの立場から「働く」と「コーヒー」の関係について語った。


働き方の変化が環境も変える


<リクルートワークス研究所所長 大久保幸夫氏>

ボスが発売された1992年頃から働き方について大きく変わったことはその労働時間。

「90年代は深夜に会社にいると『頑張っているな』と言われた、でもいまは『まだ終わらないのか』と言われる」(大久保)

生産性を上げる会社の方針に働き方が巻き込まれたのだという。

加えてパソコンの普及でオフィスにいる必要すらない。

「フリーアドレス制とか自由ですよね。私がサラリーマンだったときとは考え方が違いますよ。終身雇用でもないので、転職できるスキルも必要になっている」(弘兼)

「うちのお店でも、パソコンを持って仕事をしに来るお客様がいらっしゃいますね」(大沢)

褒め方は変化するが、変わらないもの


<いまは”会長”となっている島耕作は同い年。漫画家・弘兼憲史氏>

リモートワークなどが盛んになってくると、社内のコミュニケーションが希薄になる懸念もあるが、集中スペースなどができる反面、「食堂が『食べることもできるコミュニケーションの場』となっている」(大久保)のだとか。

若い世代とのコミュケーションの取り方も変わったという。

「昔はアシスタントへの接し方も『巨人の星』的でしたけど、いまのゆとり世代には厳しくないですよ。注意するときも別室に呼んで注意します。悪いところが8割でも、良いところの2割を褒めると、悪いところの8割も改善すると聞いたことがあります。おだててのせるのがいいんですね」(弘兼)

しかし、変わらないものもあると弘兼氏は続ける。

「(仕事が続けられるのは)仕事が好きかどうか。そこは変わらないでしょう」

30年以上も続くシリーズを持つ氏の言葉にはさすがの説得力がある。

コーヒーに求めるのは”癒し”


<新たしいボスに正直びっくりしたという大沢征史氏>

深夜残業が奨励された頃、コーヒーに求められるのは「眠け覚まし」だった。
しかし、深夜残業は悪である的な現代では、人はより香りや味わいにこだわりを持ってコーヒーを選ぶようになったという。

「好みのコーヒーを探し当てるのではなく、その時の気分でコーヒーを選ぶ人が多いですね」(大沢)

そして、その傾向は女性に強いという。
要は、覚醒を求めていた男性に対し、リラックス・休息を求める女性という図式だ。

ただ、いままでの缶コーヒーはボスを始め男性向けのものが多い。
会社の多様化で女性比率が上がっているにも関わらず、オフィスで出されたり、飲まれたりするコーヒーは変わっていなかった。

そこで、より女性を癒すラインナップとして今回の「プレミアムボス ザ・マイルド」と「プレミアム ザ・ラテ 砂糖不使用」が開発されたのだ。
それぞれに技術的イノベーションを経て、「ザ・マイルド」はコーヒーとミルク両方のコクを、「ザ・ラテ」は砂糖不使用でミルク本来の甘さと美味しさを表現することに成功した。

ブラックよりミルク入りやラテを好み、しかも味にうるさい女性にはかなり嬉しい。

普段は缶コーヒーを飲まない大沢氏も「その辺のカフェのものより美味しい」と太鼓判を押す。

女性だからといって甘やかされはしないお仕事の合間、新しいボスで癒されるのはいかがかな?