いつも保護者の手を離さない、すぐに「見て!見て!」「○○って何?」としつこく聞いてくる、「抱っこして!」などとよく言う…これらは甘えん坊のサインです。お子さまの甘えん坊をかわいらしく思いながらも、このままで将来は大丈夫だろうか、と不安に思う保護者もいるかと思います。
甘えん坊のお子さまにはどう接すればいいのでしょうか。今回は甘えん坊のお子さまに対する上手な接し方をご紹介します。

甘えん坊のお子さまの特徴は?

甘えん坊のお子さまには、保護者への依存度が高く、人やものへの執着心が強いという特徴があります。親しい人と関わることは好きですが、行動する際に慎重でなかなか前に踏み出せないという特徴も見られます。
甘えん坊のお子さまには「何をするにも保護者と一緒にいたい」という気持ちがあります。

甘えん坊になる原因は?

お子さまが甘えん坊になるのは、保護者からの愛情を確かめ、そのことによって自分の存在価値を確認しているためです。甘えん坊はある一定のお子さまだけでなく、多くのお子さまが多かれ少なかれもっている要素であると言えます。
幼い頃に保護者にきちんと甘えられているお子さまは、自信がつきやすく自立もしやすいと言われています。逆に幼い頃にうまく保護者から愛情を受けられていないと、なかなか自立ができず大人になってからも困ることが多いとされています。甘えん坊になることは多くのお子さまにとって自然な成長の過程だと言えるでしょう。

甘えん坊のよいところを伸ばそう!甘えん坊のお子さまへの接し方

甘えん坊のお子さまにはよいところもあります。甘え上手に成長することでコミュニケーションを円滑にとれるようになり、誰とでもすぐに打ち解けられる可能性があるという点です。
この甘えん坊の長所を伸ばすためには、甘えん坊のお子さまに対して、ときどきこちらの都合を伝える機会を設けるとよいでしょう。例えば家事の最中にお子さまが抱っこを求めてきたら、家事の手をその都度止めて抱っこするのではなく、「今お料理しているから、あとで抱っこしてあげるね」などと説明してわからせる方法が有効です。
もし「甘えるのはあとでね」と言ったときにお子さまが怒ったり泣いたりするようであれば、「少し待ってね」などと言ってみるとよいでしょう。甘えようとしている相手にも都合があるのだということを教え、お子さま自身が上手に甘えられるタイミングを見計れるようになれればベストです。

要注意!甘えん坊のお子さまへのNGな接し方

保護者から離れられないお子さまに対して「ずっとこっちにいないで、あっちに行ってらっしゃい」と言ったり、お子さま自身に聞こえるように「うちの子、なかなか離れないのよね」とまわりの人に言ったりすることは避けましょう。お子さまがプレッシャーを感じ、ますます保護者から離れられなくなってしまいます。
「見て!見て!」と言ってきたり抱っこを求めてきたりしたときに、無視したり叱ったりすることもよくありません。保護者をはじめとした他者を信じられなくなり、不満や不安が蓄積してしまいます。人を信じられないことから場合によっては攻撃的な子どもになってしまう可能性もあります。
一方で、お子さまのわがままを何でも聞いてしまう「甘やかし」もNGです。駄々をこねるとおもちゃやお菓子をすぐに買ってあげるなど、特に物質的なものに対する要求を安易に聞いてしまうことは避けましょう。愛情をたっぷり与えることとがまんさせずに許すことは違います。

お子さまを上手に甘えさせてあげよう!

甘えん坊のお子さまは愛情深いとも言えます。お子さまが人にうまく頼れる甘え上手に育つためには、保護者が日頃から意識して接することが大切です。甘えと甘やかしを区別して、しっかりと甘えさせてあげてくださいね。