幼稚園児から小学生くらいになると、ゲームに興味をもつお子さまも増えてきます。ゲームは現代のお子さまにとって欠かせない娯楽のひとつになっている一方、やり過ぎによる悪影響も指摘されています。
どのようにしてゲームと上手に付き合っていけばよいのでしょうか。今回はお子さまがゲームから受ける影響や適切なゲームのやり方について、詳しく見ていきましょう。

お子さまがゲームをすることによるメリット

上手に遊べば、お子さまがゲームから受けるメリットは多くあります。
まず、友だちと遊べる点が挙げられます。友だちと会話をしながら対戦したり、ゲームの話題で友だちと盛り上がったりできるでしょう。同様に、保護者との会話のきっかけになったり、保護者と一緒に遊べたりするというメリットもあります。
また、難しい場面を努力して攻略する中で、練習すればできるようになることを学べる点もメリットです。学習コンテンツであればゲームの攻略のために一生懸命勉強するようになることも期待できます。

ゲームのやり過ぎによるデメリット

ゲームにはメリットも多い一方で、やり過ぎによるデメリットもあります。以下で主なデメリットを見ていきましょう。

◆健康上のデメリット
ゲームのやり過ぎは視力への悪影響を与える原因となります。また手根管症候群など、手や指の関節を痛めることもあります。
さらに光過敏性発作を引き起こす原因としても指摘されています。光過敏性発作とは、短時間内で激しい光の点滅などで視覚的に刺激を受けた際に起こるてんかんのような発作です。
そのほか、頭痛の原因になったり睡眠不足になったりなど、ゲームのやり過ぎによる健康上の悪影響は多いため注意が必要です。

◆心の面でのデメリット
ゲームのやり過ぎは心の面にも悪影響を及ぼすことがあります。
まず、ゲームの内容に影響されてお子さまの攻撃性が強くなる傾向があります。また焦燥感やうつ症状が出やすくなったり、社交能力が低下したり、集中力が続かなくなったりすることも指摘されています。
さらにひどい場合は、ゲームをしないと落ち着かず、禁断症状の出るゲーム依存症になる危険性もあります。

ゲームをするメリットを引き出すために注意したいポイント

お子さまが安全に楽しくゲームをするためにはどのような点に注意すればいいのでしょうか。以下で見ていきましょう。

◆ゲームの時間や頻度などのルールを決める
ゲームをしていい時間帯や、1日何時間までといった時間を決めるようにしましょう。ゲームによっては「データをセーブするまでやりたい」「キリのいいところまでやりたい」というお子さまもいるかと思います。そのようなゲームをすることの多い場合は無理にやめさせず、話し合ってゲームをやめさせるタイミングを図るようにしましょう。

携帯ゲーム機やスマートフォンなどでゲームをする場合は、家族で出かけたり外食したりするときは禁止するなど、ゲームをしていいタイミングや場所についてもルールを決めておきましょう。
ゲームに関するルールを破ってしまった場合はゲーム機を没収するなど、罰則もつくっておくと効果的です。ルールを守ることに対する保護者の真剣な態度を見せましょう。

◆お子さまがプレイするゲームは把握しておく
お子さまがプレイするゲームの内容は保護者が把握しておきましょう。お子さまが新しいゲームをプレイする場合には、暴力的なシーンがないか、課金システムはどのようになっているのかといったことをパッケージやインターネットのレビューなどで確認しておくと安心です。

◆オンラインゲームでのトラブルに備える
最近人気のあるオンラインゲームにおいては、インターネット上のトラブルを避けるよう注意する必要があります。有害サイトへのアクセスを防止するには、フィルタリング機能が有効です。また名前や住所など個人を特定する情報が流出しないよう、チャット機能への書き込みを制限するとよいでしょう。
また、課金アイテムの購入に伴うクレジットカードの利用に注意しましょう。ゲームの中には、アイテムの購入などを制限できるペアレンタルコントロール機能がついているものもあります。上手に活用しましょう。

ゲームは正しく付き合えば、「やればできる」ことを覚える機会にもなる

ゲームはやり過ぎに注意したりトラブルに備えたりすれば、お子さまにとって楽しい娯楽のひとつになります。さきほどふれたように、攻略する中で「しっかり練習し考えればできる」という努力のプロセスを覚えられますし、時には友だちとのコミュニケーション手段にもなります。
保護者がゲームへの理解を深めることがトラブルを防止するカギです。お子さまのゲームのプレイ状況をきちんと把握し、家族でルールを決めて、お子さまが楽しく安全にゲームができるようにしてください。