公立小学校で入学前年度の秋に行われる就学時健診。9月に入ると自治体から「就学時健診のお知らせ」が届き始めます。名称のとおり主に子どもの健康診断を行うものですが、上のお子さまがいない場合、これから通う小学校に初めてふれる機会でもあります。初めての場所では緊張してしまうお子さまもいらっしゃるでしょうから、保護者のかたのフォローが大切です。就学時健診ではどんなことをするのか、そしてどんな準備をすればいいのかを知って、入学に備えましょう。

就学時健診ではどんなことをするの?

就学時健診では校医によって児童の健康診断が行われます。

当日は受付からスタート。「就学時健診のお知らせ」や同封されていたアンケートなどを提出します。健康診断はお子さまだけで上級生の引率で校内を移動しながら受けることが多いので、一人で洋服を脱ぎ着する練習をしておくと安心です。

[就学時健診の内容の一例]
・身長、体重測定
・視力検査
・聴力検査
・歯の検査
・内科など健康状態の確認
※学校によっては先生との面談やクイズ形式の発達検査が行われることもあります。

最後に診断結果をもらって就学時健診は終了です。もし再検査が必要な項目があったら、早めに専門の医療機関で受診しましょう。

学校によっては保護者のかたとお子さまで先生との面談がある場合もあります。お子さまのアレルギーや持病などで気になることがある場合は、学校でどの程度対応してもらえるのか、この機会に確認もできます。

健診までにしておきたい準備

子どもの上履きは用意したのに、自分のスリッパを忘れてしまった、という先輩保護者の失敗例もあります。スムーズに健診を受けられるように、当日の提出書類や持ち物は前もってしっかりチェックしましょう。

大切にしたいのが緊張しているお子さまへの声かけです。リラックスして健診を受けられるように「初めて小学校に行けるね」「どんな教室かな」と楽しみになるような声かけを。
「内科健診ではおなかの音を聴診器で聴くんだよ」「聴力検査はヘッドホンの音を聴くよ」とある程度の内容を説明しておけばお子さまも安心するでしょう。

健診当日は校内の様子をチェックして入学準備のヒントに

会場は予定が合わなければ入学予定の小学校以外でも受けられますが、せっかくの機会ですからぜひ入学予定の小学校で受けましょう。実際の校内の様子には入学準備のヒントがいっぱいです。
当日のチェックポイントは、

・トイレは和式? 洋式? 一人でできる?
・ランドセルを入れるロッカーの形や大きさは? 横長のものは入る?
・上履きや体操服の袋は手作り? 指定?
・手作りの袋はどんな生地? 名前の書き方は?
・子ども一人分の荷物はどのくらいの量?
・掲示物の内容は? どんな学習をしているの?

などがあります。

教室ではランドセルロッカーや、ぶら下がっている児童の荷物をチェックして、これからどんな学用品を準備すればいいのかイメージしましょう。
また和式のトイレのほうが数が多くて、あわてて和式トイレトレーニングを始めたというかたもいらっしゃいます。入学後にあわてずにすむよう、この機会にトイレの様子も確認するのがおすすめです。

健診後は学校が楽しみになるフォローを

就学時健診は保護者のかたやお子さまが入学準備を意識するよい機会です。

「引率のお兄さんやお姉さん、かっこよかったね」「飾ってあった工作の作品、作ってみたいね」と健診を楽しい経験と思える話をすることで、お子さまの小学校に対する印象は変わります。
「教室の机とイスは自分のものが用意されるんだよ」「大きな黒板があったね」と小学校の学習のイメージがわくような話も、お子さまの入学に向けての気分を盛り上げることができるでしょう。
入学することが楽しみになるようにぜひコミュニケーションをとってみてくださいね。