「小学校低学年のうちは、とにかく勉強が楽しいと思ってくれればいい」と思っていらっしゃるかたも多いのではないでしょうか。ただ、だからといって何も言わずにとにかく自由にやらせたら、子どもは学校が楽しいと思ってくれるかというと、そうでもありません。

学校を楽しいと思うためには、勉強をしっかりと理解できていることが大切です。子どもは自分が全く知らない話題を延々と続けられても退屈になってしまうだけです。でも、知っていることなら興味がわくだけでなく、参加してもっと知ろうという気になります。また小学校では毎日宿題がでるので、家庭でも1日1回机に向かう力が求められてきます。

そこで、ここでは1年生になる前から少しずつ取り組みたい、机に向かう習慣を身につけるためのポイントをご紹介します。

自分から机に向かえると小学校で苦労しない! なぜ机に向かう必要があるのか

小学校低学年では、さほど努力せず、宿題などもなんとなくこなしていても、成績がいいお子さまがいます。ただ、これはその時点での知識量が多いというだけで、そのまま努力をしていないと、進級して宿題の量が増えていくにつれて、同級生たちに追い越されていくということがよくあります。

そこで重要になってくるのが、机に向かう習慣。小学校高学年の宿題量をこなすには、知識以外にも机に向かって数十分間、勉強に集中するという力が必要になってきます。

つまり、机に向かう習慣は 「一生学び続ける」ための基礎となる重要な力なのです。

1年生のうちから机に向かって勉強する楽しさを知っているお子さまは、ただ座っているだけではなく、机の上のものに関心をもち、宿題が終わるまで取り組む集中力が養われます。すると勉強がどんどん理解できるため、さらに好きになるという相乗効果を生みます。

逆に机に向かう習慣がないお子さまは、おうちのかたから言われないかぎりなかなか宿題に手をつけないというケースが多く、宿題をやろうと机に向かっても集中力が続かないため、勉強が嫌いになっていく可能性があります。

楽しく机に向かう習慣を身につけるためのポイント

では楽しく机に向かう習慣を、小学校1年生になるまでにどう身につけたらいいのでしょうか?

まずは机に向かって好きなことに没頭する体験をすることです。お絵描きや折り紙など、お子さまが大好きなことを机でやる習慣をつけましょう。最初は「机で一緒にやろうか?」と誘ってみる程度から始め、徐々に慣れさせていくことがポイントです。

さらにお子さまに「机でやりたい!」と思ってもらうには、環境づくりも大切です。机とイスはお子さまと一緒に選んで買うと、「自分だけの特等席」という意識が芽生えやすくなり、自らすすんで机に向かうようになるでしょう。

また、実は机のお片づけも大切なトレーニングとなります。自分の机をいつもキレイにしておくことで毎日気持ちよく机に向かえるほか、算数で図形問題を理解する際に必要な「空間認識力」も養われます。

お子さまに「勉強が楽しいと思ってほしい」。そのためには、環境づくりと、机に向かうという基礎力が必要です。まずは年長さんのうちから机に向かう練習を徐々にしていき、小学校にあがる頃には自ら机に向かって宿題をこなせるようにしましょう!