日本酒の国内向けの出荷量が減る中、海外輸出に、限定商品販売と、蔵元もあの手この手で販路拡大を目指しています。日本酒王国・新潟で今、人気の地酒です。
新潟を代表する地酒の一つ、越乃寒梅。でも、ラベルはお馴染みの黄色ではなく赤っぽい色。越乃寒梅の新商品です。酒蔵の地元・新潟市江南区の亀田郷大江山産の酒米だけで仕込んだこだわりの限定品です。今月28日の販売開始を前に23日、メディア向けに瓶詰め作業が公開されました。出荷本数は4合瓶6000本と1升瓶5000本。販売地域も新潟市江南区など3つの区限定です。こうした試みは初めてで地元の酒米で作った地酒をまずは地元の人に味わってもらうのが狙いです。石本酒造の石本龍則社長は(地元のお酒として地元の人に飲んでもらい、美味しいと言ってもらいたい」と期待を寄せています。味は上品な口当たりで、軽くて飲みやすくように仕上がっているそうです。石本酒造の杜氏・竹内伸一さんは「最初の1杯でうまいと言わせるのではなく、杯を重ねるごとに、食事が終わった後に、あ〜美味しかったと」。
このようにコメどころ新潟は地酒の宝庫でもありますが、県産日本酒の国内出荷量は減少傾向にあります。そんな中でも吟醸酒など高級な銘柄はむしろ出荷量が増えていて人気を集めています。新潟の92あるすべての酒蔵の日本酒を試飲できるJR新潟駅にあるぽんしゅ館の能田拓也さん「吟醸系のすっきりとした香りのいいお酒が最近多い。ちょっと良い酒は女性も飲みやすい」と話します。その言葉通りお店には若い人や女性の姿が目立つそうです。店を訪れていた女性客は「外で一緒に飲む人がいると飲みます」。また、県外からの来た男性客からは「地域ごとの味の差などが好きでいろいろな地方で飲みたい」といった声も聞かれました。日本酒ビギナーでも飲みやすいプレミアムなお酒。お勧めは「香りが良いお酒」だそうです。酒どころ新潟を支えるこだわりの日本酒に今後ますます期待がかかります。