ソニーは13日、独自開発したセンサーとカメラを活用してテニスの上達を支援する「スマートテニスレッスンシステム」を開発したと発表した。プレー直後に、タブレットやスマートフォンでボールの打ち方のデータやフォームの映像を確認することができる。4月からスポーツクラブ大手のルネサンスが全国展開するテニススクールで順次導入される。

 使用するセンサーは、ソニーが2014年5月に発売した「スマートテニスセンサー」。直径約3センチの円形の装置をラケットのグリップの先端に付けて振動などを解析し、ラケットのボールを捉えた位置やスイング速度などのデータを計測する。加えて、ネットポスト上にカメラを設置し、生徒の動きを映像で記録する。

 生徒とコーチは練習中に、記録されたデータと映像をスマートフォンやタブレットで確認することで、上達に向けた課題を共有。生徒はコーチのアドバイスと、「見える化」された自身のプレーを照らし合わせながら、練習を効率的に行えるようになる。

 練習後も生徒は自身のフォームを確認したり、レッスンでの目標達成状況を振り返ったりすることができ、モチベーションを向上させる効果も期待できる。

 ルネサンスは全国で39校のテニススクールを展開。会員数は約4万人に上る。1コート当たり30個のセンサーを導入する計画だ。

 昨年のリオデジャネイロ五輪で男子テニスの錦織圭選手が銅メダルを獲得するなど、国内のテニスブームの再来への期待感は高まっている。ソニーの技術は、競技レベルの底上げに一役買いそうだ。