インドは、石油・天然ガス開発に向けた投資が加速しそうだ。インド工業連盟(CII)は、同国政府が資源開発に関する投資環境を整備したことから、2022年までに石油・天然ガス分野に2兆5000億ルピー(約3兆7500億円)の投資流入を見込んでいる。現地紙フィナンシャル・エクスプレスなどが報じた。

 政府は今年3月、石油・天然ガスの未開拓鉱区の開発促進に向け、開発許可の手続き迅速化や、深海ガス田など一部の開発事業で販売自由化するなどの制度改革を発表した。

 これに伴い、CIIの炭素水素専門委員会の委員長で、英系石油ブリティッシュ・ペトロリアム・インディアのムクンダン代表は、インドでは投資加速により埋蔵量約283〜425立方キロメートル分の資源開発が進むとみている。

 CIIは、資源開発に向けた政策などに伴い、向こう5〜7年で、天然ガスの生産量は2倍、石油の生産量は15%増に拡大させることができると指摘する。

 同国は、経済成長などによるエネルギー需要増で石油・天然ガスの輸入依存が高まるなか、投資加速で自国生産を拡大させ、エネルギー自給率の向上を目指す。