1998年2月号から2002年3月号の『なかよし』で連載された『だぁ!だぁ!だぁ!』におけるもう一人の主人公「西園寺彷徨」。互いの両親の勝手な都合で同居することになった「光月未夢」に対する第一印象は最悪でしたが、夜中に外へ出て行こうとする未夢を引き留め、代わりに「自分が外に行く」とさりげない優しさを見せる、なかなかの男前です。しかし、不器用で周囲からはあんまり理解されず・・・。今回は、宇宙人の赤ちゃんルゥくん、ワンニャー、未夢との同居生活を通して男前レベルを上げていった「西園寺彷徨」の魅力についてご紹介させていただきます。


⇒西遠寺彷徨とは?(だぁ!だぁ!だぁ!)
http://www.charapedia.jp/character/info/1686/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■王道のモテるヒーロー

 彷徨は顔が良く、さらに文武両道。料理だってバッチリです。もちろんモテます。当然、スペックは初期から高レベル。口数は少なく、決して愛想も良い方ではありませんが、そのマイナス要素も顔が良ければクールと評され、好意的に受け止められてしまうわけです。世の中はイケメンと美女に甘いので仕方ありません・・・。

 しかし、彷徨がモテる本当の理由は、彼のさりげない優しさにあります。不器用なのにさりげない優しい行動に、女の子はコロッとやられてしまうわけです。当の本人はそのことをまったく自覚していないので、罪作りな男でもあります。ポイントは無自覚で行動できる部分にあるのです。

■どんな時も冷静で、いざというときも頼れる男

 何かトラブルが起きても彷徨は動じません。どっしりと構えて冷静に対処していきます。ルゥくん関係のことで問題が起きても、慌てること無く落ち着いて解決策を考えることができるのです。有事の際に冷静な男の子はそれだけで好感度が右肩上がりに。どんな時も頼っていいと思わせてくれる安定感に、女の子はグッとくるのです。中学2年生にしてこの安定感・・・まさに西園寺家の大黒柱と言えます。

■カボチャのギャップにやられること間違いなし!

 ほとんど欠点らしい欠点のない彷徨ですが、彼はカボチャが死ぬほど好きです。あまりのカボチャ愛に、本人も告白するときは赤面してしまうほど。ありとあらゆるカボチャ料理が作れるのもその為です。しかも、彷徨のカボチャ好きは、未夢とワンニャーにしか教えていないという徹底ぶり。

■子育てを通して家族愛を学ぶ

 欠点もなく、特にはしゃいだりする事もないクールな彷徨。人間関係もわりとドライでした。母親も幼い時に他界しており父親もちゃらんぽらんで、家族愛についてはいまいちピンとこない様子。しかし、何が起きてもあまり動じなかった彷徨も、ルゥくんの身に危険が迫ると、彼なりに必死で守ろうとするようになります。未夢と協力してルゥくんの子育てをしていく過程で疑似家族体験をし、そこで家族愛が何たるかを学び、成長していくのです。

 『だぁ!だぁ!だぁ!』はドタバタラブコメディですが、家族愛が大きなテーマになっています。家族って何ぞや、と疑問に思ったとき、是非観て(読んで)頂きたい作品です。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:シバエリ(キャラペディア公式ライター)