千葉県酒々井町で昨年9月に切断された遺体が見つかった殺人事件で、被害者の男性=当時(21)=の短文投稿サイト「ツイッター」のアカウントを乗っ取って死者になりすましたなどとして、県警サイバー犯罪対策課と佐倉署は12日、不正アクセス禁止法違反の疑いで、定時制の県立高校の男子生徒(20)=木更津市、犯行時(19)=を千葉地検に書類送検した。男子生徒と被害者に面識はなく、男子生徒は「自己顕示欲でやった」などと動機を話しているという。



 書類送検容疑は昨年10月4日から5日までの間、前後12回にわたり、自宅で、スマートフォンやパソコンを使い、インターネットを通じて米ツイッター社やヤフーが管理するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などに、IDとパスワードを入力して不正にアクセスした疑い。



 同課によると、男子生徒は、殺人事件後も閲覧ができる状態になっていた男性のツイッターを乗っ取ろうと考え、男性のアカウントなどからヤフーのアカウントをたどり、パスワードを忘れた場合にされる質問項目などからパスワードを解析した。



 男子生徒は男性のツイッターを乗っ取った後「てか、いざ垢(アカウント)貰ってもする事ないな」などと投稿。その後は利用者を示すアイコンやアカウント名を「Hornet」などと書き換え、「海の底からこんにちわ〜!復活だよ!」などと、ハッカー集団を装うように書き込み、計31回投稿を続けた。



 男子生徒は「自分のコンピューター知識を認められたい気持ちがあった。亡くなった人のツイッターに投稿すれば、ネット上で話題となり、反響も大きく注目が集まると思った」と話しているという。



 10月5日に、偶然事件を知り男性のツイッターを閲覧した県外の女性が「生きていたのでおかしい」と通報。男子生徒は投稿を続ける間に、他の利用者から「犯罪じゃないか」などと指摘を受け、5日午後7時ごろに男性のツイッターを閉鎖したが、女性はなりすまし投稿当時の画面の写真を保存していたという。