千葉市と船橋市で昨年8月下旬、中学3年の女子生徒(15)と女子大生(19)が刃物で刺された連続通り魔事件で、千葉地検は13日、2人に対する殺人未遂容疑で逮捕されていた埼玉県ふじみ野市花ノ木1、無職、大野駿容疑者(21)を、傷害と銃刀法違反の罪で起訴した。地検は「動機や犯行態様から殺意の認定は困難と判断した」としている。



 大野被告は昨年9月26日から鑑定留置され、今月6日に終了していた。地検は鑑定結果を踏まえ、責任能力が問えると判断した。



 起訴状などによると、大野容疑者は昨年8月23日午後5時ごろ、千葉市中央区弁天2の路上で、同級生と歩いていた同区の女子中学生の背中を自転車で追い抜きざまに果物ナイフ(刃渡り約8・8センチ)で刺して全治約1カ月のけがを負わせた。さらに同日午後6時35分ごろ、船橋市前原西7の路上で、同様の手口で女子大生の尻を同じナイフで刺し全治約3週間のけがを負わせたなどとしている。



 県警のこれまでの調べでは、大野被告は逮捕当初「自分がやったかどうか分からない」などと話していたが、その後の取り調べでは「自分がやりました」と、千葉、船橋両事件とも容疑を認めていた。埼玉県から知的障害者が持つ療育手帳の交付を受け、身体障害者支援施設の通所歴も確認されていたとされる。