千葉県佐倉市は5月30日、4月23日に行われた佐倉市長選挙の、当選の無効を求める異議申し出を棄却したと発表しました。

 佐倉市によりますと、異議申し出は5月1日、佐倉市長選で185票差で次点だった清田乃り子さんから提出されました。

 全ての投票用紙の再点検のほか、なりすましなどのトラブルがなかったか調査した上で、西田三十五氏の当選の無効を求めていました。

 異議申し出を受け、市選挙管理委員会が調査をした結果、全ての開票事務と選挙立会人による立会いが適正に行われたことが確認されました。

 そのため、「投票用紙の再点検を行ったとしても当選の結果に異動が生じる可能性はない」と結論付け、清田氏の異議申し出を棄却しました。

 棄却した決定は30日、清田氏に伝えたということです。

 公職選挙法では決定に不服がある場合、本日から21日以内に県選挙管理委員会に審査を申し立てることができるということです。