県内の障害がある人たちが芸術作品を出展する公募展「ぴかっto(と)アート展」で、過去の入賞作品を集めた湖北巡回展が二十二日、長浜市元浜町の豪商屋敷「北国街道 安藤家」で始まった。主催者は「表現する喜びで満ちあふれた作品に触れ、障害について理解を深めてもらえれば」と来場を呼び掛ける。二十六日まで。
 二〇一一年から毎年、草津市で開かれているアート展(実行委など主催、中日新聞社後援)を湖北地方でも楽しんでもらおうと、県手をつなぐ育成会などが初めて企画した。
 会場には、絵画や陶芸などえりすぐりの十五点が並ぶ。「六人の巨人となかま」と題した幅一メートル超のペン画は、巨人の背景に無数の人を描き、画用紙を埋め尽くした労作。女性の裸体を描いた「女性」は、大胆に描かれた体のラインと意味深な視線が印象的だ。
 陶芸では、高さ六十一センチの「まさとさん」が目を引く。作者の鎌江一美さんがお世話になった施設長をテーマにした作品で、小さな粘土を立体的に重ねて目や鼻を形作り、顔を表現している。
 来場者は、作品の前で立ち止まるなどして見入っていた。
 午前十時〜午後五時。入場無料。(問)県手をつなぐ育成会(平日のみ)=077(523)3052
 (渡辺大地)