王滝村にある名古屋市の宿泊型体験施設「おんたけ休暇村」は、同市の学生団体「ナゴ校」と提携し、若者の集客増を目指す新たな企画づくりに取り組んでいる。二十二日には、ナゴ校の中心メンバー六人が施設で、大学生から見た村の魅力や改善点について議論を交わした。
 「ナゴ校」は名古屋の街づくりを盛り上げようと、同市の大学生を中心に三百人以上で構成。市総務局がアドバイザーを務める関係で、休暇村に協力することになった。
 六人は一泊二日の日程で訪れ、施設内のキャンプ場や温泉を視察したほか、天体観測や五平もちづくりにも参加。二日目に「大学生の合宿利用の促進」をテーマに、同行した市職員を交え討論した。
 豊かな自然や住民の温かさなど、名古屋にはない「非日常感」が学生にアピールできる大きな魅力として取り上げられた一方、多くの課題も挙がった。
 愛知淑徳大三年の内田そよかさん(20)は「良い施設なのに同世代の間の知名度がすごく低い。ネット上で見られる休暇村のレビューが少なすぎる現状も問題」。愛知東邦大四年の松井健斗さん(22)は「雨の日の選択肢が限られてしまう。荒天時のプランの充実が必要」などと話した。
 メンバーらは名古屋に戻った後も議論を続け、年内に具体的な企画案を休暇村に提案する。討論会を見守った休暇村の青木直人総務課長は「参考になることは多い。一緒に試行錯誤して良い企画をつくりたい」と話していた。
 (酒井大二郎)