原発事故のあった福島を思い、原発に反対する講演と音楽ライブ「福島を忘れない!」が二十二日、名古屋市東文化小劇場であり、定員三百五十人を上回る来場者があった。
 福島県高教組相双支部女性部長の大貫昭子さん(62)=福島県南相馬市=が、原発事故から五年半がたった福島の現状を説明した。避難のため仲のいい友人と別れたり、家族と離れて暮らしたりと環境が変わったことによる子どもたちの心の問題を指摘。「年相応のことができなくなり、自分に自信が持てなくなっている子どももいる」と話した。
 市民から公募した「福島につなぐ合唱団」と、名古屋市志賀中学校の合唱団の計百人が「会津磐梯山」など三曲を披露。女性グループ「制服向上委員会」によるライブ演奏もあり、オリジナル曲「戦争と平和」では「戦争はいらない、原発はいらない」と来場者と声を合わせて歌う場面もあった。市民団体「子どもたちに安心な未来を手渡す会」が主催した。
 (塚田真裕)