雪不足で約三週間オープンを延期していた白山市の白山一里野温泉、白山千丈温泉セイモアの両スキー場が十三日、今季の営業を始めた。十一日からの雪で銀世界となったゲレンデにスキーヤーたちが駆けつけ、初滑りを楽しんだ。(谷口大河)
 両スキー場は例年十二月下旬に滑走可能になるが、今季はまとまった積雪がなく、二年連続で年明けのオープンとなった。一里野は約三百人、セイモアは約五百人が利用した。
 十三日朝の積雪は一里野が山頂で一二五センチ、山麓で七五センチ。セイモアは山頂で七〇センチ、山麓で二〇センチ。両スキー場とも積雪や整備が不十分な一部コースを除いてゲレンデを開放した。
 一里野で滑っていた小松市の主婦田村千代子さん(58)は「ようやくスキーができてうれしい。次は孫を連れてきたい」と笑顔。毎年一家四人でスキーに来ている福岡県春日市の会社員松本隼人さん(38)は「雪がふかふかで楽しかった。温泉にも入ってリフレッシュしたい」と話した。
 両スキー場の営業は三月二十日までの予定。
ヘルメット 無料で貸します
一里野スキー場
 白山市尾添の白山一里野温泉スキー場は、今季から利用客へのヘルメット無料貸し出しを始めた。寺祥澄支配人は「けがのリスクを減らすため、ぜひヘルメットを着用して」とPRする。
 昨季は一個五百円で貸し出したが、今季は利用を促すため無料にした。子ども用十一個と大人用四個があり、管理事務所で受け付ける。幼いころから着用を習慣づけてもらおうと、子ども用を多く準備した。
 寺支配人は「ゲレンデを滑走していて転倒したり、他の利用者と衝突したりしたときの危険度はヘルメットの有無で大きく変わる。本来は持参・購入してもらうのが一番だが、貸し出しを通じて啓発になれば」と話した。 (谷口大河)