肥後(熊本県)の大名・細川家ゆかりの文化財を所蔵する永青(えいせい)文庫(東京都文京区)の貴重な絵画や禅画を紹介する「永青文庫 日本画の名品」展(中日新聞社など主催)が、名古屋市中区の市美術館で十四日に始まる。十三日に開会式と内覧会があった。
 永青文庫は、細川家十六代当主だった細川護立(もりたつ)(一八八三〜一九七〇年)が一九五〇年に財団法人として創設。国宝八件、重要文化財三十二件を含む約九万四千点を蔵している。
 本展では、そのコレクションを愛知で初めてまとめて紹介する。横山大観や菱田春草(しゅんそう)、上村松園(うえむらしょうえん)をはじめ近代日本を代表する大家らの日本画三十四点と、近年注目が高まる江戸時代の名僧・白隠(はくいん)や仙●(せんがい)の禅画二十三点を出展する。
 この日は関係者ら約五百人が来場。重要文化財の菱田春草「落葉(おちば)」(一九〇九年)などを、つぶさに鑑賞する姿が目立った。
 会期は前期が二月五日まで。作品保護の展示替えを挟んで後期が二月七〜二十六日。月曜休館。一般千三百円、高大生八百円。(問)名古屋市美術館=052(212)0001

 (三品信)
※ ●は、がんだれに圭