乃木坂週刊映画、第1回の最後で能條さんが「大好きな映画!」とヒントを出された映画について魅力を語って頂きます。

前回の内容:乃木坂46、能條愛未が映画を見始めた“きっかけ”

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その作品とは、『渇き。』です。

映画『渇き。』作品概要

容姿端麗な優等生の娘・加奈子(小松菜奈)が部屋に全てを残したまま失踪した。元・妻の依頼でその行方を追うことを請け負った元父親・藤島昭和(役所広司)。家族が破綻した原因が自分の性格や行動であることには一切目もくれず、自分の“家族”像を取り戻すことだけを夢想し、なりふり構わず娘の行方を調査する。過去と現在の娘の交友関係や行動をたどりながらやがて、今まで知らなかった娘・加奈子の輪郭が徐々に浮かび上がっていく。 果たして父は娘を見つけ出し、あの頃夢見た“幸せな家族”を取り戻すことができるのだろうか?http://kawaki.gaga.ne.jp/プリント

(C)2014「渇き。」製作委員会

映画との出会い

この映画を知ったきかっけはテレビCMでした。初めてテレビのCMで見た時、これは絶対に大好きな映画だと思いました。

私はえげつない展開をする映画やバッドエンドの映画が大好きです。この映画の予告編からそういうものを感じました。

少しでも早く見たいと思い、映画館へ足を運びました。

予告編から、作品のテイストも魅力的と思いましたが、同時に小松菜奈さんの魅力にも圧倒されたところがありました。実際に映画を見てみたら予告編を上回る魅力に圧倒され、ファンになりました。

あらゆる面でこの映画の虜になってしまい、DVDで今でも見返しています。

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(C)2014「渇き。」製作委員会

理解できないおもしろさがあった

この映画の魅力は一言で言えば「理解できない面白さ」かなと。

映画館で見て、とても一回きりでは理解できず、もう一回見ないといけないと思いました。なぜかはその時わかりませんでしたが、理解できないけれどすぐにもう一回見たいと思ったので既に映画の虜になってしまっていたのだと思います。

私は、登場人物たちの心情がどうしても理解できないのです。どうして暴力的な行動を取ってしまうのか。どうして人を裏切ってしまうのか。どうして人を不幸にして喜んでいるのかなど。

しかし、その理解できないところもまた面白くてハマってしまいました。

この映画はかなり暴力描写が激しいです。そして、ただグロテスクなのではなく映像の美しさがその描写をより際たせています。でも、なぜかポップな感じでもあるのです。

「こんなの理解できない!」

そんな極限な描写だからこそ、それもまた一つの楽しみであり魅力なのかなと思います。

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(C)2014「渇き。」製作委員会

見終わった後に思ったこと

この映画は「凄かった!」や「感動した!」という感想にはなりにくいです。しっかりした終わり方ではなく、「これでどうなっちゃうの?」というところで終わってしまうからです。

私はそれも大好きです。なぜなら、果てしないからです。

「結局どうなったんだろう・・・?」といつまでも考えてしまうのです。ただただ映画のことをずっと考えてしまうのです。それくらい影響を受けた魅力溢れる映画でした。

今でも、「あのあと、◯◯は見つかったのかな・・・?」とか考えてしまいます。

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(C)2014「渇き。」製作委員会

主人公加奈子について思ったこと

主人公で小松菜奈さん演じる加奈子はとても猟奇的な性格です。たくさんの大人を騙し、理解し難い行動もどんどんします。

なぜそうなったのかは映画の中に描写があります。あることが原因の復讐なのだ、と私たちは知った上で加奈子の行動を目撃していきます。

復讐そのものには理解できないけれど、「あんなことがあったから、ここまでしちゃうんだな。」とは私たちはわかるのです。それもまた居た堪れなく、結末もなかなかのものなので映画に頭が完全に支配されてしまうのです。

「ハッピーエンドですっきりした、感動した。」

もとても好きですが、『渇き。』のようなもやもやとしながらも、衝撃的な展開を目撃して、映画が終わってもずっと映画の中の人物たちのその後を考えてしまう深いテイストの方が私は好むみたいです。

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なぜ能條さんはバッドエンドの映画が好きになったのか。その本質に次回は迫り、語って頂きます。

能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)

能條愛未 公式写真能條愛未 1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型乃木坂46 一期生メンバー

月に10本は必ず見るというほどの映画好き。映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。

10月14日から 東京ドームシティ シアターGロッソで行われる「墓場、女子高生」にも出演。「墓場、女子高生」http://www.nelke.co.jp/stage/hakaba-jyoshi/

(取材・構成:シネマズ編集部/撮影:鶴田真実)