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2016年10月1日(土)から先行上映、10月15日(土)から全国ロードショーとなる映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』の完成披露試写会後、映画関係者とクラウドファンディングの支援者を招いたアフターパーティーが開催され、遠藤尚太郎監督らが撮影時のエピソードを披露しました。

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本作品で企画・脚本・編集を一人で担当した遠藤尚太郎監督は「いろんな人の気持ちが形になって出来た映画なので、いろんな人に完成しましたと報告に回りたいな思います。」と喜びの挨拶。

撮影時のエピソードを聞かれ「映画を意識してセンサーサイズの大きいカメラを使って撮影してました。普通のビデオカメラではなくシネマカメラと言われている背景がボケるような綺麗な映像が撮れるカメラを使っていて、それはレンズを交換しなければいけないとか、いろいろ手間がないと今回の映像が撮れないんです。ある時、今日この瞬間を撮りに来たのに、ちょうどレンズを交換してて、それが撮れなかった日もあって撮影はかなり大変でした。」とドキュメンタリーならではのエピソードを披露しました。

完成披露試写会が行われた東劇は築地市場からまさに目と鼻の先ということもあり、アフターパーティでは試写会にも登壇した築地仲卸の島津修氏から提供された新鮮な魚介類を使った料理が出されました。

鰆のカルパッチョimg_0003

今が旬の秋刀魚のトマトパスタimg_0004

クエの塩釜焼きimg_0005

本編では名だたる鮨職人や料理人にもインタビューを敢行。美味しそうな料理がたくさん映し出されます。

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音楽を担当したTakahiro Kido氏は「監督から夜中3時とかに電話があって「5時までにこれ仕上げてくれる?」って映像が送られてくるんですけど、その映像が編集したてで膨大なデータ量なんです。ダウンロードが終わった時点で午前4時半とかですから、先に監督から電話で話を聞いて、まず雰囲気で頭の中で映像を作って、そこで楽譜を書いて映像を待つっていう、そういう毎日が約3週間ほど続きました。映画に出演する「鮨さいとう」の齋藤さんが「1ミリでも妥協したら止まらなくなる」というセリフがあるんですけど、それを最初の映像で見たので、ヘタなもんは作れないぞという気持ちでやらせていただきました。」と楽曲制作時の秘話を明かしました。

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なめらかで綺麗な映像が特徴的な本編。もちろん築地市場内ではレールを引くスペースはなく、ステディカムを担ぎながら撮影に臨んでいたそうです。

撮影を担当した木村太郎氏は「重さ20kg以上もあるステディカムを担ぎながら長靴を履いて1日15kmとか足が腫れるくらい歩きました。最初は場内でも変な奴らが来たぞって感じで見られてたんですけど、だんだんと「ああまた来たな」って感じで声をかけていただいたりとか、仲卸の方にも認知されている感じがすごくあって、少しずつ撮影が楽しくなりました。僕と監督の体がデカイもので、撮影の最初の頃は本当に邪魔になっていたんですけど、慣れてくると通路を忍者のように逃げながら撮影してました。そういう苦労をかけたからこそ、いい映像が撮れたと思ってます。」と過酷な撮影時のエピソードを語りました。

撮影期間1年4か月にも及んだ本編は撮影陣も築地の人々と同様に少しづつ信頼関係を築き、まるで築地にいるかのような圧倒的な臨場感が映像と音楽で表現されています。

映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』は2016年10月1日(土)から築地「東劇」で先行上映。10月15日(土)から全国ロードショーです。

『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』公式サイトhttp://tsukiji-wonderland.jp/

(取材・文:東京散歩ぽ 中川マナブ)