歌手兼俳優のミートローフが、新作アルバム「ブレイヴァー・ザン・ウィー・アー〜勇者再誕〜」と自身の過去について、9月12日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

 今作では、アルバム「地獄のロック・ライダー」を作詞・作曲し、1970年代に舞台に参加していた頃からの仲間、ジム・スタインマンと20年ぶりのタッグを組んだ。

 ジム・スタインマンとは、今作が4度目のアルバム制作となる。「今作に含まれる3曲は、ジムが19歳のときに書き、このアルバムの最初の曲『フー・ニーズ・ザ・ヤング』は、彼が最初に書いたものだ。そんな作品であるため、僕は歌うときは19歳になりきってやると決めたら、人々から『(68歳の僕が)どうやってやるのか?』と聞かれた。そこで『僕は俳優でもあり、その役柄には背景がある』と答えたんだ。これまでの楽曲でも(自分の頭の中で)親を作り上げたり、学校に居たときを想像してきたりした。ジムとのこれまでのタッグでは、彼は、楽曲をなぜ書いたのか、内容が何であるかを一度も説明しなかった。彼はまた、僕がステージでキャラクターになり切って歌っているのを知っているが、一度もどんなキャラクターかを聞いてきたことはなかった」と語った。二人はお互いをリスペクトする関係にあったようだ。

 「地獄のロック・ライダー」を最初にリリースしたときは、レコードレーベルはそのアルバムを嫌っていたそうだ。「あのアルバムがリリースされたときは、それまで似たような音楽がなかったんだ。今作でも、僕とジムは『地獄のロック・ライダー』のようなことをまたやるつもりはなかった。何かこれまでの音楽とは違ったことをやり、それをアルバムに残し、同じことをリピートするのはやめようと事前に話していた」と明かした。

 また、映画『ファイト・クラブ』の出演について「あの映画を気に入っている。僕は映画の撮影では、トレイラーの中で時間を過ごすことはほとんどなくて、あのときもモニターを見つめるデヴィッド・フィンチャー監督の横に座っていた。それまで僕はミュージックビデオを4作監督し、フィンチャー監督の演出を観ていたかった。僕はそれまでは自分が演じる役柄について、その役の背景を事前に(自分で考え)監督に伝えたりしていた。あの役に関してもその背景をフィンチャー監督に事前に伝えたが、実際に務めた役は正直どんな役かよくわかっていなかった」と振り返った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)