男子プロテニスプレイヤーの錦織圭が20日、東京・文京区にある中央大学後楽園キャンパスで開催された「inゼリー 錦織圭選手 就活生応援セミナー」に出席し、錦織が小学生の頃に参加した松岡修造主催のテニスの強化合宿のエピソードに触れ、「『修造チャレンジ』がなかったら今の自分はいない。メンタルが鍛えられた」と感謝の思いを明かした。

 錦織が商品提供などサポートを受けている森永製菓のゼリー飲料「ウイダーinゼリー」の特別イベントとして行われたこの日のトークショー。就活中の大学生ら80人を前に錦織は「自分も会社の面接なんかやったら緊張して落ちてしまうと思う」と謙遜しつつ、人生の大きな決断をする時のアドバイスや、就職面接にも役に立ちそうな、メンタルの鍛え方などについて、学生らを前にトーク。

 メンタルを鍛える秘訣については「リラックスして自信を持って挑むことが大切。普段から人前で話すことを心掛けたり、メンタルは日常の場でも十分鍛えられる」と持論を展開し、自身もかつては人前で話すのが「最高に苦手だった」と告白。「『修造チャレンジ』で松岡修造さんに何回も泣かされて、『英語で話せ』とかわけわからないことを言われて、メンタルが鍛えられた」とちゃめっ気たっぷりに話して学生らを笑わせた。

 「修造チャレンジ」についてはイベント後、「世界に挑戦することを教えてくれたのは松岡修造さん。泣かされたことも多々ありましたけど、感謝しています。世界という舞台を目指さないといけないということ、相手がどれだけ格上でも向かっていく気持ちというものを教えてもらった」としみじみ。

 また最近“ポスト錦織”と注目を浴びる18歳の綿貫陽介(全米オープンジュニアの部でベスト4に進出)についても言及し、「すごく才能のある選手。あれだけ身長にも恵まれてパワーもあって、これから楽しみな存在。まだまだ怖くはないですけど、成長すると強くなるポテンシャルは持っていると思う」と絶賛していた。

 勝ち続けるコツについては「一番大事なのはポジティブな気持ちを持っていること。ポジティブさと目標があればつらいことは必ず乗り越えていけると思います」と錦織。ピンチの時の心構えについても「自信を持つことが大事。僕もテニスならコート上でなら自分を表現する自信がある。自信を持つまではたくさんの努力が必要。そしていろんなことを乗り越えてきた経験が必要」と学生らにアドバイスを送っていた。(取材・文:名鹿祥史)