女優の志田未来が24日、シネマート新宿で行われた映画『泣き虫ピエロの結婚式』初日舞台あいさつに竜星涼、新木優子、御法川修監督、主題歌を担当した WHITE JAM が登壇した。志田は「一番印象に残っているシーンは竜星くんにおんぶされるシーンです。演じていても観ていても好き」と語るも、「竜星くんは肩が広いのでお父さんみたいだった」と続け、竜星から「喜んでいいの?」とツッコミを入れられていた。

 本作は、第4回日本感動大賞を受賞した望月美由紀の同名小説を志田未来・竜星涼のダブル主演で映画化。病気によって人と深くつながることを避けてきた陽介(竜星)が、みんなを笑顔にすることを夢見る見習いクラウンの佳奈美(志田)と出会うことによって、笑顔の大切さや、人を愛する力の大切さを実感していく姿を追う。

 子役から活躍し、さまざまな作品に出演している志田だが、純愛映画は初挑戦。「大事に温めてきた映画がやっと公開されとてもうれしいです」と感無量な表情を浮かべると「観終わったあとに心が温かくなった作品。わたしたちが映画に込めた思いが伝わってくれたら……」と思いをはせた。

 一方の竜星が演じる陽介は透析患者として、厳しい現実を受け入れながら懸命に生きている青年。竜星は「病院に行って先生の話を聞き、週3回病院に通いました。『今日は行きたくないな』って思っても、行かないと大変なことになってしまうという患者さんの気持ちや、もどかしさを感じることができました」と役へのアプローチ方法を語る。

 難しいテーマに真剣に向き合ったキャストたちに御法川監督は「実話をもとにした作品ですが、再現したかったわけではないんです。今の時代、他人を傷つけ徹底的に責めるような世の中になってしまっているように感じますが、そんな中で、主人公の潔さや相手を思う心の美しさを伝えたかった。志田さんや竜星さん、新木さんたちによって、とても温度が高い作品になりました」と感謝の意を述べていた。(磯部正和)

映画『泣き虫ピエロの結婚式』は全国公開中