第2子の出産を終えた直後に大ヒットシリーズ最終章『バイオハザード:ザ・ファイナル』の撮影に臨んだミラ・ジョヴォヴィッチが、出産後のダイエットやエクササイズ、そして仕事と子育ての両立についての体験を語った。女優業と母親業を同時にこなしたミラだが、演じることも子供も大好きだという彼女にとって、二つのハードワークに没頭するのは心満たされる時間でもあったようだ。

 ミラの出産に合わせて撮影スケジュールを調整した本作。それだけに、出産で増えた体重を戻すまでの期間も決められていた。「すぐにダイエットを実行したわ。食事はタンパク質とゆでた野菜が中心で、午後以降は生の野菜と果物だけという感じでね」とミラ。毎日エクササイズも行ったそうで「ジムに通うほか、ハイキングとか心拍数を上げる運動もしたの。あとは撮影に入ると何時間もアンデッドから逃げ回らないといけないから、撮影自体がエクササイズだったわね」と笑う。

 普段からエクササイズを欠かさないというミラは、モチベーションを保つには目標を持つことが大切だと語る。「わたしにとっては、素晴らしい映画を作ることね。ジムに通うのに飽きたときも、やらされてるんじゃなく、目標に向かっていると思えば楽しくなるはず」とポジティブ発言。そんなミラはつねにストイックであることを心がけているという。「だからアクションヒーローになれたんだと思う。もちろん時には文句も言うけれど、何ごとにも最善を尽くしているわ。その大切さを教えてくれた両親を、今でも誇りに思っている」。

 子供を母乳で育てるミラは、生後間もない娘を連れてスタジオに通った。「一緒にいると、順調に育っているのが実感できてすごくうれしいの。でも授乳していると胸が張るから、何度も衣装を替えなければならなくて。スタッフもわかっているから、“そろそろ母乳の時間みたいね”と声をかけてくれたり、とても不思議な現場だった(笑)」と振り返る。スタジオで仕事に追われていた夫で監督のポール・W・S・アンダーソンもランチのときには、わずかな時間でも一緒の時間を作ってくれたそうだ。

 娘と共に撮影スタジオに通うという経験が、これまでにない自分を作ってくれたとミラはいう。「娘をセットに連れて行くことで、演じることだけでなく、あらゆることに集中できた」と語るミラ。それは人生にとって大切なものは何か、あらためて考えるきっかけにもなったと語る。14年にわたって続けてきたシリーズに終止符を打つ今作だが、彼女にとっては、女優として、そして母親としても心に残る作品になったようだ。(取材・文:神武団四郎)

映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』は12月23日より世界最速公開