不仲で知られるノエル&リアム・ギャラガーが共に製作総指揮を務め、バンド結成から25万人を動員し伝説となったネブワース公演までの軌跡を描くオアシス初の長編ドキュメンタリー映画『オアシス:スーパーソニック』が12月24日より日本公開されることが決まった。

 ドキュメンタリーは1991年、兄ノエルが弟リアムのバンドに加入したところからスタート。ファーストアルバム「オアシス」、セカンドアルバム「モーニング・グローリー」と大ヒットを記録し、その翌年1996年のネブワース公演では2日間で25万人を集め、当時のイギリスでの野外コンサートの最多動員記録を更新した。結成からわずか5年で世界の音楽シーンの頂点に上り詰めたオアシス。しかし、彼らの間には取り返しのつかないひびが入り始めていた……。

 製作総指揮には『AMY エイミー』で第88回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞に輝いたアシフ・カパディアも名を連ね、監督は『グアンタナモ、僕達が見た真実』で第56回ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞したマット・ホワイトクロスが担当。膨大なアーカイブに前例のないレベルでアクセスを許可された実力派の製作陣は、ギャラガー兄弟の新たなインタビュー、バンドメンバーや関係者の証言、名曲いっぱいの貴重なライブ映像、そして一部をアニメーションによって再現することでありのままのオアシスの物語を紡いだ。

 「リアム&ノエル・ギャラガーの強烈な関係性を前面に押し出すこと」に注力したというホワイトクロス監督は「なぜならその切迫した衝突関係こそが、このバンドを魅力的にしている要素だからです。彼らのコンサートはいつもこれが最後かもしれないと思わせるようなものでした。その不安定さこそオアシスを作る要素であり、同時に究極的には破たんの原因となったのです」とコメント。オアシスは2009年に解散を迎えたが、監督は「今こそ、世界中の人々が失ったものを思い出す時です。オアシスは永遠です」と力強く呼び掛けている。(編集部・市川遥)

映画『オアシス:スーパーソニック』は12月24日より角川シネマ有楽町ほか全国公開