映画『007』シリーズの6代目ジェームズ・ボンドを務めてきたダニエル・クレイグが続投に前向きでない様子がたびたび報じられる中、製作陣は依然としてダニエルを第1候補に考えているという。同シリーズの製作総指揮を務めているカラム・マクドゥガルが英BBCに語った。

 カラムによると、共同プロデューサーのバーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンもダニエルがカムバックすることを望んでいるという。「彼らがダニエルに戻ってきてほしいと望んでいるのは私も知っています」「(ダニエルが)紛れもなく第1希望」と同メディアに語った。

 本シリーズの過去4作品でボンドを演じてきたダニエルは昨年、『007 スペクター』のインタビュー中に再びボンドを演じるくらいであれば「手首を切った方がマシ」と答え、物議を醸した。その後の今年5月、6,800万ポンド(約88億4,000万円・1ポンド130円計算)でもう2本、ボンド役として出演してほしいというオファーを断ったと報じられていた。

 それにより、誰が新たなボンド役に抜てきされるのかという憶測が飛び交っていた。次のボンド役候補には、『ホビット』シリーズでドワーフのキーリを演じたエイダン・ターナー、黒人初のボンドになるかと注目を浴びているイドリス・エルバ、『マイティ・ソー』シリーズのロキ役で有名なトム・ヒドルストンらの名が挙がっていた。

 カラムは次期ボンドについて問われると、「僕もわかればいいんだけど」と言葉を濁した。ダニエルの続投は今も未定だが、すでに20エピソードあるテレビドラマ「ピュアリー(原題) / Purity」への出演契約を交わしている。『007 スカイフォール』『007 スペクター』を手掛けてきたサム・メンデス監督も、新しい作品づくりをしたいとのことで、本シリーズから手を引くことを明言している。(編集部・石神恵美子)