ハリウッドきっての大物俳優ロバート・デ・ニーロが、ドナルド・トランプ米大統領候補にブチ切れている動画が話題になっている。動画の中でデ・ニーロはトランプ氏を豚呼ばわりしており、「顔面をぶん殴ってやりたい」と怒りを露わにしている。

 11月8日(現地時間)に投票日を控え、いよいよ佳境を迎えている米大統領選挙。ハリウッドのセレブたちも次々と自身の意見をオンラインで公表しているが、現地時間7日に投稿された有権者に投票を促すキャンペーン「Vote Your Future」のビデオに登場したデ・ニーロは少し様子が違った。

 いきなり「あいつはどう考えても馬鹿だ」と話し始めたデ・ニーロは「あいつは役立たずで、犬で、豚で、ペテン師で、卑怯な嘘ばかりつき、自分で何を言っているのかもわからない阿呆で、なにも調べもせず、調べようともせず、社会をなめていて、税金も払わず、まぬけだ」と怒濤の勢いで罵りまくり、「コリン・パウエル(元米国務長官)が言った通りだ。あいつは『国難』そのものだ。この国の恥であり、この国が巻き込まれ、こんなアホが、こんな能無しが、のさばっていることが本当に腹が立つ」とまさに怒り心頭の様子。「奴は『人の顔を殴りたい』と言っているみたいだが、俺があいつの顔面をぶん殴ってやりたいよ!」と言い放ったデ・ニーロは最後に、「こんな奴に大統領になってほしいのか? 私はそう思わない。この国の進む方向を私は心配している。そして本当に心配なのはもしかしたら間違った方向、ドナルド・トランプみたいな奴の方に向かってしまうかもということだ。もし未来を気にしているなら、選挙に参加してほしい」と訴えた。

 『ゴッドファーザーPART II』『タクシードライバー』での熱演を彷彿(ほうふつ)とさせるような、「怒り爆発デ・ニーロ」のこの動画。キャンペーンのサイトからは既に削除されているが、The Independent やCNNなど多くのメディアが紹介しており、祖国の行く末を思うアカデミー俳優の思いは、多くの有権者たちから注目を浴びている。(編集部・海江田宗)