俳優のベネディクト・カンバーバッチが13日、香港で行われたマーベル最新作『ドクター・ストレンジ』(2017年1月27日全国公開)のファンイベントに出席、地元ファンから熱烈な歓迎を受けた。この日は共演者のティルダ・スウィントン、監督のスコット・デリクソン、プロデューサーのケヴィン・ファイギも来場した。

 事故によって両手の機能を奪われた天才外科医ストレンジ(ベネディクト)が、最後の望みをかけて訪れた指導者エンシェント・ワン(ティルダ)のもとで神秘の力を獲得し、ヒーローとなる姿を追う本作。劇中で重要な役割を果たす都市として香港が登場することから、この日は現地イベントを盛大に開催。会場となった香港文化センターには3,000人ものファンが集結した。

 香港の象徴でもあるビクトリア・ハーバーの夜景をのぞむ会場には、朝から待機していたファンの姿も。いざレッドカーペット上に監督やキャストたちが登場すると客席からは大歓声。ベネディクトたちは、集まったファンのサインやセルフィーに快く応じ、会場は「カンバーバッチ!」コールに包まれた。

 あまりの歓迎にティルダが「こんなにも歓迎してくれたことに、とにかく感激しています。本当にありがとう」と感謝を述べると、ベネディクトも「香港は、素晴らしい大自然にそびえ立つ高層ビル街など、いろんなものがそろっている。でも、香港で何より素晴らしいものは皆さんです」とご機嫌だった。

 イベント中、司会者に以前からヒーロー願望を持っていたのかを尋ねられたベネディクトは「全くないです。もちろん、観客の立場として観るのは別ですよ。最初に観たヒーロー映画はティム・バートン監督の『バットマン』で、大好きな作品ですから」と苦笑しつつ、「けど、自分から売りこんでヒーローをやってみたいという願望はなかったですね」と明かした。

 そのうえで『ドクター・ストレンジ』への出演を「貴重な体験になったし、とても楽しかった」と述懐。アクションにも果敢に挑戦しており「ワイヤーアクションは遊園地の乗り物みたいだったし、空中につられた状態で体操のような動きをするのも楽しかったから、現場ではいつも笑っていた。毎日こんなに楽しい思いをしてお金をもらっていることが信じられなかったですね」と茶目っ気たっぷりに語った。

 イベントのクライマックスは、ベネディクトたちがドクター・ストレンジのポーズをとるのに合わせて、花火でヒットを祈願。一同は、自分の身にふりかかってきそうな大量の火花と、一瞬前が見えなくなるほどの煙に少しとまどいながらも、香港ならではのアツい歓迎に満足そうな表情を浮かべていた。(編集部・入倉功一)