21年前、恵比寿ガーデンシネマで25週に渡るロングラン上映という伝説をつくり、今も愛され続ける不朽の名作『スモーク』のデジタルリマスター版の日本公開日が12月17日に決定した。

 現代アメリカを代表する作家ポール・オースターが発表した短編小説「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」を基にポール自ら脚本を書き下ろし、『女が眠る時』『ジョイ・ラック・クラブ』のウェイン・ワン監督がメガホンを取った本作。

 ニューヨークのブルックリンでタバコ屋を営むオーギー(ハーヴェイ・カイテル)、彼の店の常連の小説家ポール(ウィリアム・ハート)を中心に、都会で暮らす男女それぞれの嘘と本当、過去と現在が交差する中で生まれる不思議な絆を描いた。

 また、デジタルリマスター版用に新たにつくられたポスターと、予告編も公開。ハーヴェイふんする主人公のタバコ屋の主人と、終盤で登場する老婆が頬を寄せ合う美しいシーンが印象的に使われている。予告編では、デジタル映像処理により、懐かしの名シーンが、色鮮やかによみがえっているのが確認できる。物語のクライマックスで流れるトム・ウェイツの名曲「Innocent When You Dream」もかかり、ファンにとってはたまらない映像になっている。オーギーが、クリスマス向けの小説を依頼されたポールに話すエピソードがとても味わい深く、クリスマスシーズンにもふさわしい一作だ。(編集部・石神恵美子)

映画『Smoke デジタルリマスター版』は12月17日より YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開