2016年7月14日から10月14日までの3カ月で、4車種に新技術を投入する商品改良を実施しているマツダ。外観や内装の意匠やカラー変更もされていますが、外観で大きな役割を果たしているのがボディカラーです。

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商品改良を受けた順番で、アクセラ、アテンザ、そしてデミオとCX-3に採用されているのが有償色となる「マシーングレープレミアムメタリック(以下、マシーングレー)」。

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マツダが新世代商品のイメージカラーとして推進してきた「ソウルレッドプレミアムメタリック(以下、ソウルフレッド)」は、マツダ全体の20%超となっているそうで現在のマツダで一番人気になっているそうです。そして「マシーングレー」も「ソウルレッド」とともに二大看板になるように期待を掛けているボディカラーになります。

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「機械の持つ精緻な美しさの追求」を掲げた「マシーングレー」は、「ソウルレッド」から採用された「匠塗 TAKUMINURI」をさらに進化させ、熟練の職人による手塗りにも迫る質感を出しているというのが訴求ポイント。

「魂動」デザインを打ち出した時から「カラーも造形の一部である」と考え、ダイナミックなデザインと繊細な美しい面にこだわる魂動デザインの「表情」を色で際立たせたいという想いがあるそう。

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とくに大切なのが「光と影の表情」で、色味の創作を単純にするのではなく、質感表現に注力。「ソウルフレッド」もそうした思想で作られています。

さて、「マシーングレー」は、「緻密な金属質感」と造形を際立たせる「深み」にこだわって開発されています。しかし、オーナーとなる人にはメッセージを込めないと伝わらないはず、と考えた結果「Mazda Heritage」を掲げ、さらにマシーンにこだわることを決定。

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金属で構成されているマシーンは、金属質感を塗料でどう表現するか(塗料の中でいかに近づけるか)苦労したそうで、コントラストが強く、冷たい表情に見える金属は、魂動デザインが大切にする「生命観」に相反する面もあります。そこで、金属の冷たい表情の中にも温かみや生命観を与えたいと考えたそう。

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また、白っぽいアルミと黒光り感のある鉄で表情が異なるように、金属といっても素材により表情は違います。加工によって様々な表情を見せる鉄の金属質感を目指したのが「マシーングレー」になります。

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力強い陰影のコントラストや鉄の一塊から削り出したかのようなリアルな金属の質感は実車を見ていないと分かりませんし、天候など見る条件によっても異なる印象を抱くでしょう。それでもアテンザの場合、5万4000円で設定される「マシーングレープレミアムメタリック」は今までのボディカラーとは異なる雰囲気を醸し出しているのは間違いなく、お値打ちといえる価格設定になっています。

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(文/塚田勝弘 写真/小林和久、マツダ)