米調査会社「インターブランド」が10月5日、世界的なブランド番付「Best Global Brands 2016」の上位100社を発表しました。

同社ではグローバルな事業展開を行うブランドを対象に、そのブランドが持つ収益性・価値・カリスマ性などを金額に換算してランキング化しており、今年で17回目の発表となります。

Interbrand

「インターブランド」では「将来どれくらい収益を上げると予想されるか」という視点に基づき、財務分析・ブランドの役割分析・ブランド強度分析の3点を評価。

今回、アジアのブランドでは日本から6ブランド (トヨタ、ホンダ、キヤノン、日産、ソニー、パナソニック)、韓国から 3ブランド(サムスン、ヒュンダイ、キア)、中国から2ブランド(ファーウェイ、レノボ)がそれぞれランクインしました。

上位100社のうち、自動車メーカーをピックアップすると以下のようになります。

2015年→2016年
第6位→ 5位:トヨタ自動車(+9%)
第12位→ 9位:メルセデスベンツ(+18%)
第11位→11位:BMW(+12%)
第19位→21位:ホンダ(-4%)★
第38位→33位:フォード(+12%)
第39位→35位:ヒュンダイ(+11%)
第44位→38位:アウディ(+14%)
第35位→40位:フォルクスワーゲン(-9%)★
第49位→43位:日産自動車(+22%)
第56位→50位:ポルシェ(+18%)
第74位→69位:キア(+12%)
第87位→78位:ランドローバー(+11%)
第79位→80位:ハーレーダビッドソン(+1%)★
第98位→88位:ミニ(+18%)
第100位:テスラモーターズ(初登場)

( )内は前年からのブランド価値変動率、★印は前年からランクダウンしたブランドをそれぞれ表しています。

トヨタ自動車が前年の6位から過去最高位となる5位にランクアップ、EVベンチャーのテスラが初のランクインを果たしている点が注目されます。

ブランド価値の伸び代で見ると、日産、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、アウディ,フォード,キア 、BMW 、ランドローバー,ヒュンダイがブランド価値において2桁台の成長を遂げていることが判ります。

インターブランドによると、トヨタ自動車は長期的な視点からの事業戦略とデジタルを活用したブランド訴求が、市場・顧客からの「信頼確実度」上昇に貢献しており、カンパニー制導入等により施策意思決定の柔軟化・迅速化が実現されつつあるとしています。

Interbrand_2016Interbrand_2016

また、「存在影響度」が高い点も特徴的で、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の確立、86やFJクルーザーなどドライブの愉しみを提供する製品開発、クルマ文化を発信する消費者とのデジタルコミュニケーション、AIの研究開発を行う新会社の設立、新興国の小型車需要に応えるダイハツの完全子会社化等で際立ったブランドと認識されているようです。

一方、ホンダがランクダウンしている背景については、品質問題に対する「変化対応度」、「信頼確実度」、「将来収益の見通し」が、ブランド価値の低下に影響していると分析しています。

こうした厳しい目でブランド価値が評価されるなかで、トヨタ自動車が1位のアップル、2位のグーグル、3位のコカコーラ、4位のマイクロソフトに続いて5位にランクインしたことは、世界が最も注目している自動車メーカーと言って間違い無さそうです。

(Avanti Yasunori・画像:Interbrand Japan)

TOYOTA Interbrand Interbrand_2016 Interbrand_2016

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