秋田のおばあちゃんの間では、お茶の友としてあまーく煮込んだ“いちじくの甘露煮”が昔から愛されているのをご存知ですか?なかでも鳥海山の麓にあるにかほ市は、「北限のいちじく」産地で知られるところ。仁賀保高原と日本海に囲まれて育つにかほのいちじくは、糖度の高い果肉は柔らかく、香りも良いのが特徴なんです。

鳥海山

このたび、このにかほ市で、2016年9月24日(土)と9月25日(日)の二日間にわたり、〈いちじくいち〉が開催されることになりました。会場は、廃校になった旧小出小学校。いちじくが販売されるマーケットにワークショップ、トークイベントにライブなど、催しもりだくさん!

会場の旧小出小学校

マーケットでは、完熟いちじく、加工用いちじく、いちじく加工品などが販売されるほか、コーヒー、総菜、雑貨、作家作品なども並びます。にかほ市、秋田県内の店舗等を中心に、フリーマガジン『のんびり』編集部がセレクトしたラインナップ。

ワークショップでは、木版画やいちじく甘露煮の作り方を学べたり(一部参加費有料)、Webマガジン『なんも大学』関連トークなどのトークイベントも。ライブにはミュージシャンのHARCOさん、早瀬直久(ベベチオ)さんが出演。料金入場料は来年の継続開催に向けたカンパ方式ということで、基本的に無料! 来年の開催に向けてぜひカンパを!

にかほ市は、フリーマガジン『のんびり』で特集された木版画家 池田修三作品をきっかけに、県内外から訪れる人が年々増えているところ。本イベントの主催は、大竹いちじくレディース&ボーイズ、佐藤勘六商店、のんびり合同会社による〈いちじくいち実行委員会〉。

にかほのいちじくは、お茶うけとして、厳しい冬を越す保存食として、甘露煮として、秋田の暮らしのなかに浸透してきました。時代は変わり、甘露煮をつくるお母さんたちも減ってきたいま、“にかほの風物詩”を後世に受け継ぐべく企画されたのが、この〈いちじくいち〉なんです。

9月末は、いちじくの収穫最盛期。にかほではいまいちじくの生産量を増やそうと、若木が次々と植えられているのだそう。〈いちじくいち〉で、その魅力に触れてみてはいかがでしょうか?

information

いちじくいち

会場:旧小出小学校校舎(秋田県にかほ市中三地金井森27)

日時:2016年9月24日(土)10:00〜19:00(ライブ17:00〜)、9月25日(日)10:00〜17:00

入場料:無料(来年の継続開催に向けたカンパ方式)

※ワークショップなど一部イベントは有料

Web:Facebookページ

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。