徳島県上勝町。徳島の中部にあるこの町の人口は約1650人。四国で一番小さな町です。

ドローンで撮影した上勝町

規模は小さくても、里山の葉っぱや花を料理の“つま”として販売する葉っぱビジネスの〈いろどり〉や、“そもそもゴミを出さない”というごみゼロ運動の〈ゼロ・ウェイスト〉などでメディアにもたびたび登場する、独創的なところ。

棚田の広がる風景

そんな上勝町で、2016年10月1日(土)、〈第一回上勝晩茶祭り〉が開催されます。上勝町内の晩茶農家10軒が一堂に会し、その味の違いを楽しんでもらうというもの。

そもそも“上勝晩茶”とは、乳酸菌で発酵させるという珍しい製法でつくられた、地元で400年にわたる歴史を持つ独自のお茶。その味は爽やかな酸味があり、テレビで整腸効果などが取り上げられたのをきっかけに、通信販売に注文が殺到する人気のお茶になりました。茶葉を発酵させる期間や摘み取り時期によって味が変わるので、生産農家によって味が違うのが特徴です。

〈第一回上勝晩茶祭り〉は、上勝町では初めてのこころみ。新茶ができ上がったタイミングで、生産者が自らブースに立ち、自慢のお茶を振る舞ってくれるほか、晩茶の販売も行います。また、東京から日本茶のプロである茶師10段の大山拓郎氏が来場。話して飲んで、ぜひお気に入りの晩茶を見つけてみてはいかがでしょう?

古くからの製法が今もそのまま引き継がれる上勝晩茶。その製造方法をご説明します!まずはだいたいお盆前後の夏の暑い日に、山の斜面などに生えている晩茶を摘みます。そして葉を茹でて、擦り、桶につけて、だいたい20日間前後つけた後に、天日干しをして、飲めるお茶の葉になるというわけです。

そうやってつくられる上勝晩茶。イベント当日は、〈晩茶くじ〉というお楽しみも。配布されるアンケートに記入するとくじを引くことができ、出店している農家さんの晩茶詰め合わせが当たるチャンスが!はずれても残念賞があるそうです。

秋の上勝で、自慢のお茶を飲み比べてみて、相性ぴったりの晩茶を探してみてはいかがでしょう?

information

上勝晩茶祭り

会場:いっきゅう茶屋東側特設会場(徳島県勝浦郡上勝町大字福原字下日浦76-2)

開催日:2016年10月1日(土)

時間:10:00〜15:00

Web:Facebookページ

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。