日本初の磁器として、佐賀県が世界に誇る有田焼。今年2016年に創業400年を迎えました。

それを記念して国内外デザイナーと共同制作をした有田焼の新ブランド〈2016/〉をリリース。世界初の発売イベントとなるブランドデビュー展が、2016年10月19日(水)を皮切りに、西武渋谷店、西武池袋本店、そごう横浜店で開催されます。

このブランドデビュー展に先行して、全アイテムを紹介する〈2016/ SHOP〉も、地元、有田町の有田焼卸団地内にプレオープンしています。

スタンダードシリーズ〈2016/ BIG-GAME〉

〈2016/〉は、オランダを中心とする世界8か国16組のデザイナーと、伊万里・有田焼産地の窯元・商社16組とのコラボレーションによる作品となります。

このブランドは、ふたつのラインナップで構成されます。まずは、世界中の人々に使ってもらいやすい機能的な“スタンダードシリーズ”。そして、熟練の技術と工程により制作された最上級の有田焼“エディションシリーズ”。全シリーズで約300アイテムという多彩なラインナップです。

本ブランドは、既存の有田焼のイメージを拡張させる洗練されたデザインによって、国内だけでなく国外でも活発に展開注。イタリアの〈ミラノ・サローネ〉で発表会を行ったり、オランダ・アムステルダム国立美術館での展示など、国内外で注目されています。

〈2016/〉チームの国際色豊かな集合写真。photo : Kenta Hasegawa

このブランドの発端は、佐賀県と在日本オランダ王国大使館との間で締結した『クリエイティブ産業の交流に関する協定』をベースとしたもの。オランダの優れたデザインと有田焼の高度な技術のコラボレーションにより、ものづくりの“プラットフォーム”を創っていこうという、これからの未来を見据えた企画です。

産地となる佐賀県有田町の風景。photo : Kenta Hasegawa

佐賀県では、400年を機に、有田焼発展の礎となったこれまでの歴史を〈EPISODE 1〉と区切りをつけました。

そして、これからの新しい有田焼の物語を綴る、節目の年となる今年から次の100年に向けての全17プロジェクトを〈ARITA EPISODE 2〉と名付けたのです。〈2016/〉は、そのこころみのひとつ。

エディションシリーズ〈2016/ Scholten & Baijings〉 photo : Takumi Ota

有田焼の背負ってきた400年の歴史と、国外のデザイナーが結びついて広がっていく物語。国際交流も兼ねた陶磁器文化の新たなエピソードに触れに、まずは展示に足を運んでみてはいかがでしょうか?

information

〈2016/ 〉ブランドデビュー展

■西武渋谷店

会場:西武渋谷店 A館 7階催事場

会期:2016年10月19日(水)〜10月30日(日)

■西武池袋本店

会場:西武池袋本店 7階インテリアフロア特設会場

会期:2016年10月19日(水)〜11月1日(火)

■そごう横浜店

会場:そごう横浜店 6階インテリアフロア美術館前特設会場

会期:2016年10月20日(木)〜11月2日(水)

Web:公式サイト

writer profile

Kentaro Takaoka髙岡謙太郎

たかおか・けんたろう●千葉県出身。オンラインや雑誌で音楽、カルチャー関連の記事を執筆。共著に『Designing Tumblr』『ダブステップ・ディスクガイド』『ベース・ミュージック ディスクガイド』など。インターネットがけっこう好き。