土蔵造りの町並みが美しい富山県高岡市にある「山町筋」は、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。この通りに佇む「COMMA,COFFEE STAND(コンマ,コーヒースタンド)」は、濃厚なクリームが詰められたシュークリームや、季節の食材をつかったランチが人気のカフェです。近くにはご主人が営む荒物屋「大菅商店」も。
山町筋散策の際に訪れてみませんか?
あいの風とやま鉄道・高岡駅から徒歩15分。土蔵造りの町並みが美しい「山町筋」に、築100年以上の商家をリノベーションしたカフェ「コンマ,コーヒースタンド」はあります。

こちらは、4年前に東京からUターンしてきた大菅さんご夫妻が「高岡のまちをもっと盛り上げたい」との思いから始めたお店です。主に奥様の麻希子さんが料理やカフェの切り盛りを担当し、季節に応じたメニューを提供しています。
明治時代に建てられたこの建物は、建築家でもあるご主人の洋介さんが中心となり、家族で大工仕事をするなどしてリノベーションしたそう。古い町家の良さを活かしたまま、居心地のよい素敵な空間に生まれ変わっています。
高岡市は、江戸時代から「ものづくりのまち」として栄え、銅器や錫などの伝統産業が今も息づく町。そのほぼ中心部にあり、旧北陸道沿いの御馬出町、守山町、木舟町、小馬出町にかけての通りを総称した「山町筋」には、大正時代に建てられた煉瓦造りの銀行なども残っており、歴史情緒たっぷり。
「コンマ,コーヒースタンド」を訪れたなら、ぜひ周辺散策も楽しんでみてくださいね。
人気メニューは、注文を受けてからクリームを絞る「シュークリーム」(300円)。
出来たてで提供されるので、生地はサクサクです。とろ〜りとなめらかなクリームとの組み合わせがたまりません。この「シュークリーム」は、東京・浅草の人気店「菓子工房ルスルス」のパティシエからレシピ監修を受け、奥様の麻季子さんが考案したもの。高岡産の卵や八尾の牛乳など厳選した地元食材を使い、丁寧に作られたクリームは素材本来の味を感じるおいしさです。

コーヒー(430円)は、ご主人の洋介さんが東京に住んでいたころにその美味しさに魅せられた「NOZY COFFEE」の豆を使用。産地にこだわって選び抜かれたシングルオリジンコーヒーを味わえますよ。
食事をしたい時におすすめなのは「生ハムとトマトのパヌッツオ」(1180円)。パヌッツオとはピザ生地で作ったサンドイッチのようなもの。具材には、地元高岡の旬の野菜をふんだんに使用。モチモチとした生地は食べ応えがあり、ランチにもぴったりですね。
ご主人の洋介さんは「コンマ,コーヒースタンド」から徒歩5分のところに、2016年春「大菅商店」をオープンしました。
“現代の荒物屋”として誕生した「大菅商店」は、高岡市福岡地区で国内シェア1位を誇る「菅(すげ)」の良さを多くの人に伝えていきたいとの思いから始めたお店。店内には昔ながらの「菅笠(すげがさ)」をはじめ、菅笠づくりの技を活かしたセンスの良い製品が並んでいますよ。ほうきや鍋、オシャレな帽子にいたるまで、日常で大切に使いたい雑貨が揃っています。一生モノに出会えるかもしれませんね。今後は、オリジナル製品も増やしていく予定なんだとか。


さらに洋介さんは地元の有志と協力し、年に3、4回「たかおか軒下マルシェ」というイベントを開催しています。伝統的な土蔵づくりの商家の軒下を活用し「高岡の良いモノや美味しいモノを、より多くの人に知ってもらいたい」との思いからスタートしました。山町筋の家の軒下に、飲食店、クラフト、安心・安全なものにこだわった近隣農家の新鮮な野菜などがずらりと並び、毎回多くの人で賑わっています。

○たかおか軒下マルシェ
[URL]https://www.facebook.com/takaoka.nokisita/


「コンマ,コーヒースタンド」や「大菅商店」のほかにも、高岡には伝統を活かした魅力あふれるお店がいっぱい。ぜひ、趣きある町並みをゆっくり散策してみてはいかがですか?