今年のアメリカ大統領選挙で民主党の大統領候補になっているヒラリー・クリントン米元国務長官が、現職のオバマ大統領も出演して話題になった俳優ザック・ガリフィナーキスの“偽”インタビュー番組『Between Two Ferns(原題)』に出演し、不躾なインタビューを続けるザックと渡り合った。

 コメディ寸劇として、あたかも本当にインタビューしているかのような光景が繰り広げられる『Between Two Ferns(原題)』。これまで俳優ブラッド・ピットや歌手ジャスティン・ビーバー、オバマ大統領など数々の著名人がザックの不躾で的を射ない質問に辟易した表情を浮かべてきた。

 今回のインタビューはザックの登場を待っているヒラリーに、変なマスクを着けて忍び寄るザックが、不審者と判断されてシークレットサービスに取り押さえられるというオープニングでスタート。ザックは国務長官(Secretary of State)のSecretaryを別の意味の「秘書」と受け取り、「秘書として1分間に何文字打てるの? オバマ大統領のコーヒーの好みは? 腰抜けの彼に合わせてコーヒーの味も薄め?」と、失礼な態度に。ヒラリーは2013年に国務長官の座を退いており、「随分と時宜に合わない質問ね。あなた、もっと出歩いた方がいいわ」と、呆れ顔だ。

 ザックの「ドナルド・トランプ(共和党大統領候補)には功を奏しているから、“自分ももっと人種差別者になるべきだ”と思う?」といった質問には、ヒラリーは呆れながら首を振るも笑顔がこぼれている。

 ザックはヒラリーのパンツスーツをネタにするようなコメントの他、話しているヒラリーを遮り、トランプのCMを流すなどの失礼な態度を連発。最後に「楽しかった。これからはどうやってあなたに連絡すればいい?Eメール?」と述べ、ヒラリーが極秘情報などのやり取りがあった公用のEメールアドレスを私用でも使い、問題になった件を暗に突っついた。最後まで冷静さを失わずに対応したヒラリーだったが、途中「引き受けなければ良かった」とインタビューを後悔する場面もあった。